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ダークホースはヴェルディ?

2005/03/03(木)

東京ヴェルディ1969は、まるでイングランドの公共バスサービスだ。1969年のバスサービスとは言わないが、現在のバスサービスもさほど変わってはいない。
寒さや雨に耐えながらいくら待ってもバスの姿は見えない。そうこうするうちに、2台一度にやって来るんだ!
長い間タイトルとは無縁だったヴェルディが、元旦の天皇杯優勝につづき、土曜日(2月26日)に横浜国際競技場で行なわれたゼロックス・スーパーカップでも勝利してしまった。
結末にはハラハラさせられたが、素晴らしい試合というわけではなかった。両チームともまだ調整段階で、マリノスは主力選手が何人か欠けていたからだ。
シーズン開幕直前だというのに、久保や安貞桓(アン・ジョンファン)、松田、坂田、アデマール、それから山瀬までもが揃ってピッチの外にいるというのは、岡田監督にとっては憂慮すべき事態だろう。
一方ヴェルディでは、主力選手では米山が欠場していた(この点も指摘しておいたほうがフェアだね)。

ヴェルディが土曜日に勝つ以前から、私はヴェルディが今シーズンのタイトル争いのダークホースになるかもしれないと思っていた。
アルディレスは独特のまとまりを持った、なかなか良いチームを作り上げており、ヴェルディは冬の間に十分な準備をしていた。

ヨーロッパと日本の複数のクラブがワシントンの獲得を目指していたが、ヴェルディは思い切った出費をし、彼との契約を勝ち取ったのである。
ワシントンは昨シーズンのブラジル全国選手権38試合で 34 ゴールをマークしていたが、土曜日にはその記録も当然だなと感じさせられた。
大柄な選手だが、前半は中澤でも捕まえられなかったし、ワシントンがシュート前にペナルティ・ボックスの端で体をひねり、抜き去ろうとしたときには、栗原の体はまるでコマのようにクルクル回らされていた。
さらに後半、マリノスのディフェンス陣を強引に突破し、2度のゴールを決めた時のワシントンは、まるで人間ブルドーザーのようだった。

それから、大橋(マリノス)の見事な先制点につながるクリアミスをしてしまったものの、かつてのエスパルスのファイター、戸田を獲得したのはヴェルディのファインプレーだ。
トルシエのお気に入りながらも、ジーコからはお呼びがかからない戸田の加入により、ヴェルディのバックラインあるいは中盤は大いに補強された。相手選手はみな戸田の存在を意識せざるを得なくなるだろう。
また、平本はずっとお気に入りだったが——柳沢(将之ではなく、敦の方)を思い起こさせる——2005年は彼にとって飛躍の年になるかもしれない。

ヴェルディがダークホースになるかもしれないと思ったのは、チームをまとまったまま維持できるからでもある。他のチームは、代表への招集で一定期間は選手を欠いた状態になるのである。
この点をアルディレスに指摘してみたが、同意は得られなかった。
「そんなことはないよ。今年はうちのチームからも代表選手が出るからね」。
たとえば?
「相馬。素晴らしい選手だし、日本で最高の左バックだと思うよ」。
アレックスやアツ(三浦淳宏)よりも上かな?(もちろん、アルディレスはこの2人をよく知っている)「比較はしたくない」とアルディレスは答えた。
「2人とも友達だからね」。

さあ、読売ランドに面白いシーズンがやって来そうだ!

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