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ジーコが抱える"人選"という難題

2005/01/27(木)

火曜日の午後、三ツ沢競技場で日本代表の練習試合を見た人なら、ジーコが人選という難題に直面していることがわかるだろう。
ヨーロッパの各リーグがシーズンたけなわのため、代表チームは、当然、全員がJリーグの選手だ。
ビッグスターがいないので、ジーコは、コンパクトで、組織立ったチームを編成した。フォーメーションはもちろん3−5−2だ。

ゴールを守るのはヨシ(川口)。ヨシはとても積極的に声を張り上げ、ディフェンダーを絶えず鼓舞したり、讚えたりしていた。バックの3人は田中、松田、中澤。太ももの裏側の軽い痛みのため寒中でのプレーを回避したキャプテン・ツネ(宮本)の代役は松田が務め、ほとんど危険がない時でもボールをできるだけ大きく蹴り出すという、ノーリスクのプレーを見せていた。

連係もバランスも良かった中盤は、右サイドに加地、左サイドにアレックス。福西と中田浩二が中央でプレーした。とりわけ印象に残った浩二は、マルセイユへの移籍が噂されているため、練習後もメディアの注目の的となっていた。
この4人が固める中盤の前では、小笠原が自由にピッチを駆け回り、2人のフォワード、玉田、隆行(鈴木)と連係していた。

高校生相手の試合では、スコアは関係ない。チームにとって最も重要なのは、今週末のカザフスタン戦を前にして、1つのユニットとして機能できたかどうかである。
ジーコが厳しい決断を迫られるのは、2月9日に埼玉で行なわれるワールドカップ予選の北朝鮮戦に向けて、ヨーロッパのスターたちが帰国してきた時だ。
メンタル的にも、身体的にも、好調なのは誰なのだろうか?
体調がいまひとつなのは誰なのだろうか?
誰がレギュラーになり、誰がベンチ・スタートとなるのだろうか?
誰が重宝され、誰が貧乏くじを引くのだろうか?
ジーコは、選手たちが好んでいるのが明らかな、3−5−2のフォーメーションを引き続き採用するのだろうか? それとも4−4−2に切り替え、中盤にスター選手を揃えるのだろうか?

単にオールスターを選んで最高のプレーを期待するよりは、調子が良く、チームに馴染んでいる選手を起用する方が良いということを、ジーコは1次予選で学んだはずである。
決断を下すまでにまだ数日の猶予があるが、本当に厄介な問題を解決するには、充分な期間とは言えない。

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