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2004/12/20/Mon.

2004/12/23(木)

計画性がないという評価は、日本サッカー協会(JFA)にはあてはまらない。
したがって、JFAがワールドカップ予選の準備として、2つの国を相手に、ホームでの親善試合を立て続けに組んだのも驚くには値しないことだ。
日本代表は来年1月29日にまずカザフスタンと、その後2月2日――つまり、グループB初戦、北朝鮮戦のちょうど1週間前――にシリアと戦う。

数年前、正確には1994年、広島でアジア大会が開催された当時ならば、カザフスタンは日本にとって手強い相手となっていたかもしれない。
しかし、日本サッカーはここ数年間で急速に進歩し、成熟しているので、勝利は固いだろうし、年の初めの景気付けにはなるだろう。
日本がカザフスタンとの試合を組んだのは、体の大きさとフィジカルの強さを期待したからだが、反面、スピードと底力には欠ける。

広島でのアジアカップで、カザフスタンの関係者と話した時のことだ。その関係者は、チームに十分な予算をかけることができたなら、カザフスタンが金メダルをとっていたに違いない、と言っていた。
最終的にはウズベキスタンがビッグアーチで中国を4−2で破って金メダルを手にし、アジアサッカーの新たな時代の到来を告げた。

1つ確かなことがある。カザフの選手には、冬の寒さは影響しないだろう。今年の初めに鹿島で戦った、格下のマレーシアとは事情が違うのである!
その次に日本の相手となるシリア。この中東のチームとの試合は、イランやバーレーンとの試合を想定したものになるはずだ。

同じく1994年、私はジャカルタで開催されたU−19アジアユース選手権も取材したのだが、その時の日本代表は決勝でシリアに敗れている。
印象的だったのは、その時のシリアチームには、年齢の割にとても経験豊かに見える選手が何人かいたこと。2位という結果は、日本にとって悪くないものだった。
当時の日本チームのキャプテンは背番号10のゲームメーカー、伊藤卓で、中田英寿はウイングだったはずだ!
他にも傑出した選手がいて、熊谷浩二は守備的MFだったものの最優秀DFに選出された。
熊谷のキャリアがケガによって大きな影響を受けたのが、残念でならない。

2つの準備試合は、ジーコにとっても、選手にとっても何らかの指針にはなるだろうが、ワールドカップ予選のような緊張度の高い試合にはなりえない。
そのことを最も良く理解しているのは、ほかならぬジーコ自身なのである。

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