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安全圏に一歩近づいたレイソル

2004/11/15(月)

柏レイソルにとって、とても大きな1勝、そして貴重な勝点3だった。
彼らは国立競技場でのアルビレックス新潟戦にどうしても勝つ必要があった。その新潟戦に3−1で勝ち、柏はリーグ最下位のセレッソ大阪に5ポイントの差をつけた。
残り3試合の時点で、セレッソは勝点19、レイソルは同24。セレッソがレイソルに追いつくことは非情に難しくなってきた。セレッソはアウェーでの2試合を含む残り3試合のうち、できれば全勝、少なくとも2勝する必要がある。

ホームスタジアムについて言うと、私はこの数年間で、レイソルにとって日立スタジアムは彼らの要塞であると考えるようになっていた。大き過ぎず、コンパクトなグラウンドで、ファンがピッチに近く素晴らしい環境だ。
熱狂的な“イエローモンキーズ”たちがゴール裏のネットに群がる姿は、アウェーチームに威圧感を与える。
にも関わらず、今シーズンのレイソルは、日立スタジアムではシーズン開幕戦の大分トリニータ戦の2−1の勝利、このわずか1勝しか挙げていないのだ。
チームが好調を維持していくためには、ホームゲームは勝たねばならない。これが今シーズン、レイソルの抱えている根本的な問題である。

彼らの直近の敗戦はホームでのヴェルディ戦。若きストライカー森本に素晴らしい2得点を奪われ、0−2で敗れている。
森本の2ゴールには彼の成長と冷静さがよく出ており、今後6年間にわたって彼が日本の各年代で鍵を握る存在になるだろうと思わせるものだった。2008年に開催される北京オリンピック予選に出場するU−23日本代表でも、彼がプレーする機会は必ずあるだろう。

ヴェルディがレイソルを破ったその翌日、セレッソは磐田で試合終了3分前までリードしていながら、結局2−2で引き分けた。
セレッソのディフェンスで私が最も納得できなかったのは、リーグの中でも屈指のヘッドの強さを誇る福西をペナルティエリア内でフリーにし、その結果、同点ゴールを決められたのは何故なのかということだ。
福西は前半にもヘッドで決めていた。それにも関わらず、名波の左コーナーキックの場面でセレッソディフェンスは福西へのマークを怠ってしまった。日本代表のMF福西がこんな至近距離でミスを犯すはずもない。

こうした小さなミスは、シーズンを通して見ると重くのしかかる。この日、セレッソは貴重な勝点2を逃す結果になった。
今シーズン、ホームで絶不調のレイソルだが、なんとかシーズンを乗り切れそうである。

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