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2006年ワールドカップに南北統一チームを

2004/11/29(月)

ドバイで行なわれたワールドカップ(W杯)アジア1次予選、UAE対北朝鮮戦(グループ5)の試合後、北朝鮮代表のユン・ジョンス監督が興味深いコメントをした。
それは、韓国と北朝鮮、両国が最終予選を突破したら、南北統一チームを実現したい、というものだ。
アジア最終予選の抽選は12月9日にクアラルンプールで行なわれる。1次予選を突破した8ヶ国のなかには日本、韓国、そして北朝鮮が含まれている。
しかし当面は、両国とも別の国として予選を戦い自力で予選突破を決めなくてはならないとユン監督は話した。

もし両国が最終予選を勝ち抜くことができたなら、統一チームは可能なのではないだろうか?
私も十分可能であると思うし、FIFA(国際サッカー連盟)のセップ・ブラッター会長も、ここまであらゆる方法でうまくいかなかった事がサッカーを通して可能になるという見方をするだろう。
ドイツW杯出場32ヶ国のうち、4.5ヶ国をアジアが握っており、アジア最終予選では2組の上位2チームが自動的にW杯出場権を得る。
そして各組3位のチームは、北中米カリブ海地区の4位チームとの大陸間プレーオフ出場権をかけて対戦する。
これが、0.5ヶ国の意味するところで、アジア、北中米カリブ海地区がそれぞれ半々を持っているということである。
その4.5カ国という枠をどう埋めるかは、AFC(アジアサッカー連盟)次第。
仮に韓国、北朝鮮が同組の1位と2位になり、統一チームがAFCとFIFAから承認されれば、そのグループの3位チームが自動的にワールドカップ出場権を得ることになる。
そして最下位チームがもう一方の組の3位とプレーオフで戦うことになるのだ。

ここでの最大の問題点は当然、“時間”である。
両国とその役員たちは、統一チームを編成するためにとにかく急ぐ必要がある。
2002年W杯の際に韓国が北朝鮮に統一チームの話を持ちかけた時のように、グズグズしてはいられないのだ。
当時は北朝鮮からの反応がなく、結局実現には至らなかった。
しかしながら公的なものではなくあくまで監督個人の考えとは言え、今回は北朝鮮側からのアイデアであり韓国側も前向きな姿勢を見せている。
これは非常に興味深いアイデアであり、これから数ヶ月、両国の役員たちは知恵を絞ることになるだろう。
とは言え、それまでにまだまだ勝ち抜かなければならない試合がある。
とにもかくにも、両国ともまずは最終予選を突破しなければならないのだ。
そうなって初めて、このアイデアは現実味を帯びてくる。そしてその時、AFCとFIFAは何とか実現しようと努めることだろう。

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