« 進化しつづける大久保嘉人 | トップページ | 浦和にとっても痛い山瀬の負傷 »

監督の信頼に応える大黒

2004/09/20(月)

普通のファンならメディアサービスというものにはあまり興味をもたない。しかし、Jリーグは特にこの分野に優れているといわれている。
1年のハイライトの1つ、メディアカンファレンスは新シーズンがスタートする数日前に開催される。
ここにはJ1、J2の全監督が出席し、メディアのインタビューを受ける。
これはJリーグによる素晴らしいアイデアである。TV、新聞、雑誌、そしてラジオと、全てのメディアに新任の監督と会う機会を与え、そして旧知の監督とは再び親交を温める良い機会になる。
私が今回この話を引き合いに出したのは、ガンバ大阪の大黒将志のことがあったからである。

2003年のシーズン(今シーズンではない)が始まる前、私はガンバの西野監督にメディアカンファレンスでインタビューした。
私は2003年のJリーグではガンバ大阪が優勝するだろうと思っていた。そして監督のコメントが欲しかった。
私たちは彼の予想ラインナップについて話をした。そしてフォワードの話になった時、私は、吉原か中山にマグロンとコンビを組ませてはどうかと提案した。

吉原は1999年のオリンピック予選の時の代表メンバーで、当時のフィリップ・トルシエ監督から“日本のロマーリオ”と評されていた。一方、“ガンバのゴン”こと中山も、韓国・釜山で行なわれた2002年アジアカップで素晴らしいゴールを決めていた。
しかし西野監督が推したのは、正直よく知らない選手だった。
その選手こそ、大黒将志であった。
それ以来、私は常に彼に目をつけていた。彼は左のフォワードとして勤勉に、そして集中してプレーしていた。
先シーズン、ガンバはリーグ優勝を果たすことはできなかった。ただ、大黒は10得点を挙げた。

今シーズン、ガンバはセカンドステージ4連勝。浦和レッズと勝点わずか1差の2位につけており(第4節終了時点)、大黒は14得点をマークしている。
彼は日本人最多のゴールを挙げており、15試合で18得点をマークしているゴールマシーン、エメルソンに次いで得点ランキング2位である。
大阪出身の24歳、大黒はガンバのジュニアユース、ユース、そしてトップチームと進み、1999年3月にJリーグデビューを果たした。

Jリーグの公式ホームページによると、大黒は73試合に出場して通算26ゴール。これは3試合に1ゴール以上、すなわちゴールゲッターとして成功といえるかどうかの境目の数字である。
先週土曜日の彼の柏レイソル戦での2ゴールはどちらも近い距離からのものだったが、彼のコンシスタントなゴール率は、西野監督が長い間彼を信頼していた証である。
ガンバはこのままガンバっていけるであろうか?
関西のためにも私はそう願いたいところだ。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。