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最大の試練に立ち向かうジーコ監督

2004/09/13(月)

ここまでは順調だ。
ジーコ監督と日本代表は、ここまでの2006年ワールドカップの予選についてそう感じていることだろう。
グループ3の4試合で最高の勝点12を挙げ、すでに8チームによる最終予選へ片足を突っ込んでいると考えがちである。
しかしそれはまったく見当違いなのかもしれない。
勝点わずか3差でオマーンが控えており、10月13日に行なわれるグループ3の第5節ではマスカットでオマーンが日本を迎え撃つ。
2002年7月にジーコ監督が日本代表監督に就任して以来、最も重要な試合であることは疑うべくもない。

水曜の夜、シンガポールでの2−0の勝利の後、オマーンはすでにこの重要な一戦のことを考えていた。
オマーンがマスカットの母国サポーターの前で勝つ事ができたとしたら、日本代表のこれまでの成果は無駄になってしまうかもしれない。
オマーンはスター選手が勢ぞろいした日本代表チームを、たとえ彼らがアジアチャンピオンであるとしても恐れたりはしない。
彼らは埼玉でのワールドカップ予選、そして、中国でのアジアカップでのグループリーグで敗れた(両方とも日本の1−0)のはアンラッキーだったからだと考えている。
この湾岸の小さな国は、日本を破って最終予選へ進んだ場合(8ヶ国中4.5ヶ国がドイツへ行く。ここでいう4.5ヶ国とは4つの出場枠と、北中米・カリブ地区とのプレーオフ出場の1ヶ国のことである)、選手たちに高額の報酬を約束しているに違いない。

ロスタイムの久保のゴールで敗れた埼玉での試合の後、オマーンは日本と総得点で並ぶだけのゴールを決めてきた。
4試合を終え日本は14得点、失点はシンガポールでの1点のみ。一方のオマーンは14得点、2失点である。
しかし日本代表の中国での経験、そして水曜日のコルカタでの経験は、マスカットでの彼らの戦いで大きな糧となるだろう。彼らがもしこの試合に勝てないとするならそれは大きな驚きである。
日本代表にとって、1次予選を勝ち抜くには仮に引き分けでも充分ではあるが、日本代表は僅差で勝ち、グループ首位になってくれるだろうと期待している。
そして2005年、各グループ勝者の8ヶ国が4ヶ国ずつ2つのグループに分けられ、ホーム&アウェー形式での対戦が始まった時、本当の戦いが始まるのだ。

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