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サッカーもホッケーを見習ってみたら?

2004/08/30(月)

オリンピックの舞台での韓国対日本戦、その魅惑に誰が抵抗できるだろうか。
たとえそれが朝8時半に始まろうとも、スタジアムに行くのに電車や路面電車を乗り継ぎ、さらに長い距離を歩く必要があったとしても、だ。
そして、それが女子ホッケーの試合でも、である。

私も例外ではない。それにはいくつかの理由がある。
まず、何より韓国と日本のライバル関係が良い。故郷のイングランドとスコットランドの関係を思い出してしまう。
2つ目はホッケーが好きだからである。11人の選手で戦うこと、4−4−2や3−5−2というフォーメーションを始め、ホッケーの色々な面がサッカーと良く似ている。
“ディフェンダー”、“リベロ”、“ミッドフィルダー”、“ウィング”、“ストライカー”、“プレイメーカー”、“ゴール・ポーチャー”等々、思いつく限りのものがホッケーにも存在する。たった1つ、明らかな違いは、彼らがスティックを持っていることだ(知らない人のために念のため)。
3つ目は半分寝ぼけていても、ビーチと輝く海を通り過ぎアテネの海岸線を行くスタジアムへの道のりが快適であるということである。

まだ8時半だというのに強い陽射しが肌をじりじりと焼いているその朝、日本は開始早々に0−3でリードされた。
キャプテンの三浦(カズではなく恵子である)がハーフタイムの直前に1点を返したが、以後のピリオドでは得点は挙げられず、日本は1−3で敗れた。

ホッケーの試合でもプレーの中断が多くあると思うのだが、その中で、選手交代に関するルールは非常に良いものだと思う。
2002年に釜山で行なわれたアジア大会の時、私はこの点を指摘したことがあった。サッカーの試合でも無駄な時間稼ぎを減らすために、FIFA(国際サッカー連盟)はこのルールを採用すべきだと私は強く思う。

1つ例をあげよう。後半、韓国は選手交代をしようとした。
ナンバー6がフィールドに入ろうと、彼女が交代する選手(ナンバー8)のプラカードを持ってタッチライン(サイドライン)に立った。
選手交代にはタイミングを見計らわなければならなかった。ナンバー8はサイドに走り、自分のナンバーが書かれた小さいプラカードを交代出場する選手(ナンバー6)から受け取った。これで交代が完了した。その間、試合は止まることがなかった。

これがサッカーではどうだろう。
後半、3−1でリードしているチームが選手の交代をしようとする。交代選手がベンチを出てタッチラインに立ち、4人目の審判が交代させる選手(たいていピッチの遠いサイド側にいる)の番号を書いたボードを掲げる。そしてプレーが全て止まり、選手はできるだけゆっくりとピッチから歩いて出る。
白熱した試合の終盤が、こうした選手交代の続出に流れを止められ台無しになってしまう。
もしサッカーがホッケーのルールを採用すれば、こうした時間稼ぎは少なくなるだろう(代わりに、選手が怪我を装いピッチに倒れ試合を止めるといったことが増えるだろうが…)。

オリンピックではさまざまなスポーツを見る機会がある。そして他のたくさんのスポーツを見ることで、改めて現代サッカーがいかにフェアプレーとスポーツマンシップに欠けているのかに気づかされるのだ。

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