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土曜午後のお楽しみ

2004/08/09(月)

オリンピック?
アテネに滞在して数日が経つが、私は今、オリンピックどころではないのだ。
今の私は、土曜夜に北京工人スタジアムで行なわれるアジアカップ決勝戦、日本対中国戦のことで頭がいっぱいだ。
端的に言うと、いかにしてここギリシャでその試合を見るかということだ。
グループリーグ、そしてヨルダン、バーレーンとの決勝ラウンドの試合は日本で大きな関心を呼んでいる。
しかし、中国から5時間遅れ、日本からは6時間遅れのギリシャで、午後3時キックオフの試合をどこでどうやって見る事ができるのだろうか。

数分前、嬉しいニュースが入ってきた。決勝戦がユーロスポーツチャンネルで生中継されるというのだ。
さらに嬉しいことに、実況はイタリア語で行なわれる。
北京で行なわれる中国対日本戦を、アテネにいながら、イタリア語で、土曜午後3時(イングランドではテレビ局の都合が優先されるようになる以前は、土曜午後3時キックオフと決まっていた)に見る。なんと素晴らしいことだろう。

ユーロスポーツ中継の知らせは思いもよらないところから来た。中国人ジャーナリストからだ。
私はこのコラムをメインプレスセンターの7階にある朝日新聞の豪華なオフィスで書いている。ペーパーボックスに入ったヌードルとプリンター用紙の束、そしてコンピューターのケーブルが絡み合う中、美しい地中海の陽射しがさしこむ窓からオリンピックスタジアムが見える。
私たちのオフィスの隣は中国の人民日報、そしてその隣は中国国営通信社、新華社の一大チームのオフィスである。
私は2つのオフィスを訪れ土曜の決勝戦について尋ねたが、両社とも中国サポーターの行動については何もコメントしなかった。
しかし、人民日報のシュー女史(本名Xu Liqun)は北京では重慶や済南のようにはならないと思うと語った。
「北京は中国の首都ですし、勝とうが負けようがたかだかサッカーの試合じゃないですか」彼女は言った。

彼女の言葉が正しいことを願いたいが、北京で行なわれた1986年ワールドカップの予選で香港が中国を2−1で下した後、中国のサポーター達が暴徒と化したことはまだ記憶に新しい。
試合の展開に関わらず、土曜午後、7階のオフィスでの時間は楽しいものになるはずだ。

4年前のオリンピックでの準々決勝、アデレードで開催された日本対アメリカ戦をシドニーのテレビで見たのを思いだす。翌日にシドニーで行なわれる女子マラソンの取材に間に合うようにアデレードから戻る飛行機が取れなかったためだ。
PK戦で中田英寿がポストに当てて外してしまい(彼は今いずこ?)、私は非常にイライラしていた。そして日本の報道陣が応援しているのが聞こえていた。
中田はそのミスのお陰で嫌われただろうか?
また、野球ファンはサッカーチームの敗戦を喜んだだろうか?

土曜日、そうしたことは起こらない。そして国中が1つになり青を纏った青年達を応援する。
試合を楽しもうではないか!私は… 彼らの情報が正しければユーロスポーツで中継を見ているはずだ。

*このコラム(原文)は8月5日(木)に書かれたものです

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