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サーカスもいいけどJリーグもね

2004/08/05(木)

今年もレアル・マドリード サーカスがやって来て、来年の再会を期して去っていった。
彼らの公演はご覧になりましたか?
「試合」ではなく、「公演」という言葉を使ったのは、その方がしっくりすると思ったからだ。
これはまさに家族で出掛ける催しのようなものであり、観客は目の前で披露されるテクニックに感嘆することを目的としている。
通常の試合のような緊張感は全くなく、スコアも無用のものとしてすぐに忘れ去らてしまう。

レアルは初戦でジェフ市原を破った。ただし試合の序盤では、右足ではあったが、マルキーニョスがロベルト・カルロスばりの電撃シュートで「銀河系集団」に衝撃を与えた。
ラウルのゴールは見事なもので、ペナルティ・ボックスの端から櫛野の頭越しに素晴らしいチップキックのゴール。その前にラウルは躓いており、おそらくジェフの選手は、倒れている限りは怖くはないと思い、ラウルをフリーにしたのだろう。
しかし、ラウルはこの後にもエレガントな技術を披露しており、レアルがどれほど多くの「銀河」を購入しても、地元出身の彼以上の選手は見つけられないだろうことを証明して見せた。

輝かしい白の軍団は、国立競技場から、ホームチームのヴェルディが待ちかまえる味の素スタジアムに移動した。
この試合ではジダンやロナウドも出場し、ゴールが量産された。
ジダンのゴールは、レアルが挙げた7つのゴールのうちで間違いなく最高のものであった。
ジダンに関しては、もう素晴らしいというしかない!とても背が高く、頑丈で、ラグビー選手のようにも見えるが、バレリーナのバランスとサッカーの神のボールタッチを持っているのである。
ヴェルディのディフェンスを突破するために見せたつま先でのターンは、大画面で再生されるたびにさらに素晴らしく見え、ゴールキーパーの高木は、マタドールに向き合い、悲惨な運命を迎えようとしている牛になったような気分がしたことだろう。

ただし、ジダンにとって試合は苦々しいものとなった。背後から林の激しいファウルを受けたからだ。
ジダンがこの攻撃に腹を立てていたのは明らかで、ファウルを犯したヴェルディのミッドフィルダーに食ってかかった。そしてタッチライン上で苦しそうに立ちすくんでいるところに、ベンチからチームドクターが駆け寄った。ジダンと彼のたくさんのファンにとっては、残念な結末であった。

もっとも、ここ数日間は日本におけるサッカーの隆盛ぶりを改めて示す日々だった。
レッズ対インテル、ジェフ対レアル・マドリード、日本女子代表対カナダ女子代表、U−23日本代表対ベネズエラ代表、ヴェルディ対レアル・マドリード、アントラーズ対バルセロナ等々、多くの試合が組まれていた。
日曜日の夜、私は五反田からいつも利用する電車に乗っていた。車内には、こちらにアントラーズ・ファン、あちらにバルセロナ・ファンがいて、そこかしこにレアル・ファンの姿。そう、素晴らしい光景だった!
彼らヨーロッパ・サッカーのファンがJリーグの日本人選手を応援し、来年の夏までサーカスがやって来るのを待つ必要がなくなればいいのにね。

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