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日本に敬意を払う米国

2004/08/23(月)

さあ、勇敢なる日本代表のオリンピックでのメダルへの挑戦は終わった。
現実に目を向けると、メダルへの挑戦というほどでもなかったかもしれない。結局のところ2敗を喫したのに対して、わずか1勝を挙げたに過ぎないのだ(もちろん日本女子代表のことである)。
しかし、金曜夜のスウェーデン戦のセンセーショナルな勝利(1−0)と、テッサロニキで行なわれた強豪米国との対戦で、日本が女子サッカー界にその名を轟かせたことは間違いない。

試合は経験豊かな米国に1−2で敗れてしまったが、日本は米国人から多くの賞賛を受けた。それも試合の前からである。
テッサロニキはアテネの北500キロの所にあるので私は行けなかったが、米国人選手とエイプリル・ハインリッヒ監督の準々決勝についてのコメントを得る事ができた。
金曜夜、決勝ゴールを決めたフォワード、アビー・ワムバッハは、今や日本代表に勝つのは当然であるなどとは言えないことは充分理解していた。ここ3試合はすべて引き分けであり、ケンタッキー州ルイビルで6月6日に行なわれた直近の試合は1−1の引き分けだった。
「日本は出場国中、一番過小評価されているかもしれませんね。私たちは最高の試合をしなくてはなりません」ワンバッハはそう語った。
「準々決勝を迎える私たちトップシードが戦う、最もタフな試合ですね」
「日本は戦術にも長け、技術もあり、何より運動能力が高い。(6月の)試合では彼女達に封じ込められ、それこそ引き分けに終わったこと自体がラッキーだったのかもしれません。だからこそ準備を怠らず万全の体制で試合に臨まなければなりません」

両チームのオリンピックでの成績は非常に対照的である。
ドイツに次いで世界ランク2位の米国は女子サッカーが初めて導入された1996年、母国でのオリンピックで優勝し、4年前のシドニーでは決勝でノルウェーに敗れはしたものの銀メダルを獲得した。
一方、FIFAランキング13位の日本はアトランタでは3戦全敗、2000年には出場権さえ得られなかった。
それ以来彼女達は上田栄治監督のもと驚異的な進歩を遂げ、4月には東京で強豪北朝鮮を3−0で下してアテネの出場権を得た。
米国監督のハインリッヒもレベルの向上に注目していた。
「日本はあらゆる面で好敵手であることを証明しました。ここ最近の試合は接戦でした」とハインリッヒ監督は語った。
「彼女たちは運動能力もあり、技術もあり、効果的で、そして戦術面でも優れています。また、自信をもってプレーしていますね」

メダルへの夢は4年後に持ち越された。しかし女子サッカーはオリンピック後も人気を集めるであろうし、そうなるのも当然だ。

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