キリンカップで大きな自信を得た日本代表
火曜日の夜、横浜国際競技場でキリンカップ優勝を決めた日本代表は、大いなる自信とともに、木曜日、中国に旅立つ。
とはいえ、3ヶ国の大会で優勝したことは私にはさほど印象的ではなく、むしろセルビア・モンテネグロを1−0で破った内容に感銘を受けた。
日本の相手チームを見ていると、どうしてもユーゴスラビアと言いそうになってしまう。連盟会長となったドラガン・ストイコビッチの姿が見えるので、なおさらである。
ユーゴスラビアは、その技術レベルの高さから、かつて「ヨーロッパのブラジル」と言われていた。
ユーゴスラビアの選手は、とても背が高く、とても強く、時にとても荒っぽいプレーをした。
こうした特徴が、かつても今もこのチームをとても手強い存在にしており、相手チームがこのチームを破るには勇気が必要とされている。
火曜日の夜、日本はこの勇気を見せてくれた。
日本代表は体力面での試練に堂々と立ち向かい、セルビア・モンテネグロをゴール付近に近寄らせなかった。その結果、川口はロングシュートを防ぐだけでよかったのである。
もっとも、正直言うと、鈴木隆行の見苦しいプレーは好きではない。
私はいつも、鈴木はダイバーで―同時に有益なターゲット・マンでもあるのだが―、ゴールのチャンスがない時には、ほとんどの場合軽い接触で倒れて相手ディフェンダーを不愉快にしていると思う。
そうしてフリーキックを得られる時も、そうでない時もあるが、私には、こうした振る舞いはいたずらにトラブルを招いているだけのように思える。
厳格なレフェリーなら、彼にイエローカードを出すかもしれないし―そのせいで、中国のアジアカップではチームに迷惑をかけるかもしれない―、あるいは相手ディフェンダーが鈴木のプレースタイルに癇癪を破裂さえ、このフォワードを傷つけようとするかもしれない。
今回は、セルビア・モンテネグロに対する鈴木の作戦だったのかもしれない。セルビア・モンテネグロは、冷静さを失うことで有名だからだ。こうした気質のせいで、ストイコビッチはJリーグでたくさんのイエローカードやレッドカードを受けた。技術は申し分ないのだが、気性には欠点があるのだ。
試合の終盤、セルビア・モンテネグロのリベロのペトコビッチが、日本の左サイドで背後から柳沢にファウルをお見舞いした。柳沢がプレーを続けられたことは幸いというべきで、ペトコビッチにはイエローカードが突きつけられた。
とにかく、日本がこの厳しいテストに合格したことを祝福したい。
日本代表が、アジアのライバルたちに対してもこのような集中力と気迫を見せつけ、さらに中国で戦う相手チームに対して無礼な態度を示すことがないように期待しようではないか。
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