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1stステージはまだ終わっていない

2004/06/24(木)

 勝点2をリードして、ホームの試合を残している横浜F・マリノスがファーストステージ優勝の最有力候補であるのはまちがいないだろう。
 土曜日に最終第15節を残している現在、論理的に考えればそういう結論になる。
 しかし、昨シーズンのセカンドステージに迎えた劇的な結末は、サッカーの世界では何でも起りえるのだということを改めて立証するものであった。
 個人的には私は、ファーストステージはまだなにが起るかわからない、と思っている。

 マリノスは勝点33で、ホームの鹿島アントラーズ戦。
 ジュビロは勝点31で、ホームのサンフレッチェ広島戦。
 小野剛監督と彼の「三本の矢」にはまったく申し訳ないのだが、対戦相手にはどちらが恵まれているだろう。
 マリノスが勝てば、勝点が36になり、優勝決定である。
 引き分けで勝点が34になった場合、ジュビロが勝てば勝点34になり、その結果…、得失点差で有利なジュビロのファーストステージ優勝となる。
 その日は、緊張した1日となるだろう。マリノスもジュビロも、勝たなければならないと自覚しているからだ。

 先週の土曜日、私は鹿島に行っていたのだが、ロスタイムの失点で敗れたジュビロのロッカールームの外側には失意とあきらめの雰囲気が漂っていた。
 その夜には、状況はジュビロにとってさらに悪くなった。柏の葉でマリノスが2−1で勝利し、首位に立ったからだ。
 しかし、それから数日経った今の時点では、ジュビロの選手たちも気持ちを入れ替えているし、土曜日には、サンフレッチェに勝つというモチベーションは充分に高まっていることだろう。

 先週、ジュビロの選手たちは、アントラーズが誰にも譲歩しないこと、たとえ自分たちの順位に関係ない時であっても譲歩しないことを、骨身に感じたはずだ。
 アントラーズは誇り高く、威厳に満ちたクラブである。先週の土曜日には、カシマスタジアムでジュビロが優勝を祝うのを許さなかったし、今度もマリノスに敗れて、自分たちではなく、他のチームが優勝を祝う席には立ち会いたくはないだろう。

 今週、マリノスの岡田監督が次のように語った。「アントラーズは良いチームで、高いモチベーションで試合に臨んでくるから、簡単な試合にはならないだろうね。」
「ただし、うちのチームもモチベーションが高まっているし、コンディションも、コンビネーションも良くなっている。」
 両チームは素晴らしいプレーをしなければならないだろう。今回も土壇場の大逆転があり得る状況だからだ。

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