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他チームに希望を与えたエスパルス

2004/05/06(木)

「ダービー・デー」の勝敗は、調子の良し悪しで決まるものではない。
 このことが実証されたのが、日曜日にエコパスタジアムで行なわれた、清水エスパルス対ジュビロ磐田の静岡ダービーであった。
 シーズン当初から控えめに言っても惨憺たるチーム状態であった、清水エスパルスがジュビロ磐田を破るなんて、誰が想像しただろう?
 さらに、J1でのジュビロの連勝記録が6で終わり、しかも連勝を止める相手が不調に喘いでいた同県のライバルだとは、一体誰が想像しただろう?

 まさしく、調子の良し悪しは関係なく、試合は太田が60分にこの試合唯一のゴールを決めて、勝敗が決した。
 左利きのゲームメーカー、アラウージョからのパスを受けた太田は右サイドから切り込み、ジュビロの2人のディフェンダーを背後に置き去りにしてシュートをゴールの上部に突き刺した。
 トップチームでの初ゴールが、このような時に訪れるとは!

 エスパルスが勝ったというニュース、いや、ジュビロが負けたというニュースを聞いて、ジュビロを追いかける各チームはやる気をかき立てられたに違いない。
 それまでジュビロは開幕から6試合で満点の勝ち点18を挙げていて、競馬にたとえれば、ファーストステージの優勝レースは半分も過ぎていないのに、レースを走っているのは1頭だけという状態になりつつあった。…その馬が、水色と白のジャージを着ていたわけだが。

 しかし、現在では、ジェフユナイテッドと横浜F・マリノスが勝ち点4の差でなんとか食い下がっており、まだ8試合を残している状況だ。
 マリノスはアウェーでFC東京に2−0で完勝。中澤や松田、ドゥトラ、久保といった中心選手をさまざまな理由で欠いた上での勝利であった。

 日曜日の夜、ホームに柏レイソルを迎えたジェフは、ジュビロとの差をなんとか勝ち点2に縮めておきたいところであった。
 しかし、千葉もやはり「ダービー・デー」であり、レイソルはプライドをかけて戦い、勝ち点を得た。試合はホームチームにとっては不満の残る1−1の引き分けという結果になり、ジュビロとの勝ち点の差は4となった。
 最近のジェフにとってはおなじみの成り行きであった。いつも絶好の位置にいるのに、本当に必要なときにほんの少しの差を詰められないのだ。

 ジェフとマリノスに続くのは、勝ち点11の4チーム。ジュビロとの勝ち点の差は7あるが、まだまだ優勝を狙える位置である。
 これらのチームは、ジュビロの取りこぼしは今後も起りえることであり、その時ジュビロのミスにつけ込むのは自分たちだ、とひたすら信じなければならない。
 エスパルスは、あらゆるチームに希望を与えた。なにが起っても不思議ではない、「ダービー・デー」での勝利であっても。

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