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崇拝者の多いオシム監督

2004/04/12(月)

今週、日本代表監督のポジションを巡ってイビチャ・オシム監督の名前が取り沙汰された事については、別に驚きはなかった。
火曜日に日本のスポーツ紙で、ジェフ市原の監督イビチャ・オシムが低迷する日本代表ジーコ監督の後任候補最有力であると報じられた。
個人的には、日本サッカー協会(JFA)はそこまで先の事を考えていないであろうと思っている。
なにしろ、チームの状態はあまり良いものでないとしても、これまで2戦のワールドカップ予選で全勝しているのである。
先日、同業者が指摘していたように、サッカーにはフィギュアスケートとは違って芸術点というものは存在しない。純粋に勝利にのみポイントが与えられる。そして日本は両試合に勝利したのだ。

オシム監督に話しを戻そう。
彼はその記事について、信じられないことだと非常に怒っていたそうだ。
チームもJFAからの打診は一切なく、記事に関する情報はないと言った。
それでももし、ジーコ監督が退陣を決めるかJFAが彼を解任するとしたら、オシム監督は有力候補となるだろう。

経験も豊富で、実践的であり、選手にはまるで祖父と孫のように接する。厳格であると同時に選手の成長を何より楽しみ、タイミング良く選手を褒める。オシム監督がJリーグに与えた影響はとても大きい。
彼はスピード、フィットネス、テクニック、そしてチームワークといった日本人選手達の長所をすぐ理解した。
ジェフはよくまとまっており、リーグ戦とナビスコカップの3試合ではパスと機動力を活かし、対戦チームを撃破してきた。
ナビスコカップでの対エスパルス戦を観たが、清水の選手達は圧倒されていた。オシム監督の優秀な選手達がエスパルスを翻弄し、彼らは長い間ボールに触ることさえできなかった。

試合後、私はジーコ監督もジェフ市原を観戦することで多くのことが学べると感じた。まず、組織力、チームの規律、そして攻撃のリズム、さらにはチーム内の各選手達の役割についてなどである。
チームが一つのユニットとして動くさま、そしてポジションを外れた選手へのカバーリングなども見ることができる。
JFAにはオシム監督の崇拝者は多い。それは当然の事だ。コーチングを学んだ者なら、ジェフ市原を見ると感心させられる事ばかりだからだ。

しかしそうだとしても、今、日本代表監督の後任を語るのは早すぎると思う。
7〜8月に中国で開催されるアジアカップでこそ、ジーコ監督の未来は決まるであろう。
そして、おそらくオシム監督の未来も・・・。

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