慌しいシーズンに向けて早いスタートを切るマリノス
*このコラム(原文)は1月24日に書かれたもので、その後、アジアサッカー連盟は正式にペルシクケディリ対マリノスの試合を2月24日から2月15日へ変更することを拒否しました。その点をご考慮のうえ、お楽しみください。
3月13日のJリーグ開幕の約7週間前にあたる今週水曜日、横浜F・マリノスの選手達がトレーニングキャンプに戻ってきたのは無理も無い。
2月そして3月と、Jリーグチャンピオンのマリノスは少なくとも5つのコンペティションを戦うのだ。
そう、5つだ。
最初の大会はベトナムとインドネシアで行われる「AFCチャンピオンズ・リーグ」グループGの試合である。
そして、次に日本、韓国そして中国のチャンピオンと開催国の2位チームの合計4チームが参加する上海での「A3 NISSAN チャンピオンズカップ」がある。
さらに、マリノスは3月6日、シーズン開幕1週間前に天皇杯優勝チームのジュビロ磐田と「ゼロックススーパーカップ」を東京で戦う。
3月の最終土曜日の27日にはナビスコカップが始まる。
「今シーズン、もし我々が出場する全ての大会で決勝まで勝ち進んだとしたら、実に62試合も戦うことになります」
今週チームの戸塚トレーニングセンターでGKコーチ、ディド・ハーフナーはそう語った。「国際試合をあわせると、選手によっては年間で80試合も出場する事だってあり得るのです」
「だからこそ我々は4人のゴールキーパー、そして2つのチームが必要になるのです」
岡田武史監督は戻って来た選手達に、昨年より4点多い勝ち点62と、やはりこれも昨シーズンより4ゴール多い60ゴールを期待すると伝えた。
岡田監督は、リーグ連覇をするには得失点差30(昨年は得点56、失点33で得失点差23)が必要になると言う。
岡田監督の二大目標は、Jリーグ優勝とヨーロッパのUEFAチャンピオンリーグや南米のリベルタドーレス杯にあたるAFCチャンピオンズリーグの制覇である。
AFCチャンピオンズリーグと上海でのA3 NISSAN チャンピオンズカップの日程が重なる事は避けられたのでマリノスは両大会にベストメンバーで臨むことができる。
日程が重なった際、A3 NISSAN チャンピオンズカップよりも2005年からFIFAが復活させる予定の世界クラブ選手権の出場権を得られるAFCチャンピオンズリーグに重点を置くとした岡田監督の判断は正しい。
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