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岡田監督が語る、天皇杯の問題点

2003/12/25(木)

 火曜日の天皇杯準々決勝、横浜F・マリノスは鹿島アントラーズに1−4で敗れ、リーグ戦とカップ戦の両方を制覇する「ダブル」の希望はついえた。
 私の母国イングランドでは、リーグ戦とFAカップの「ダブル」は、各クラブの羨望の的となっている。
 しかし、日本では天皇杯の不自然な開催時期が理由となって、状況は同じとは言えないようだ。天皇杯が佳境に入るのはリーグ戦が終了してからで、選手も、ファンも、年度末の休養を必要としている時期であるからだ。
 この点に関しては、マリノスの監督である岡田武史も、12月23日の時点で天皇杯から脱落したのは、「我々にとっては良かった」と認めている。

「天皇杯は我々にとってはさほど重要ではありませんでした。モチベーションの上がらない選手もいますし、外国人選手のなかには国に帰りたがっている選手もいますからね」
 アントラーズに敗れた後、岡ちゃんはこのように語った。
「この大会は、プロのチームにとってはとても難しい大会だし、我々は次のシーズンに備えて休養しなければなりません。2月11日にはアジア・チャンピオンズリーグが始まりますから。だから、良かったと言ったのです」

 岡田のこのコメントはまさに核心をついたもので、日本サッカー協会(JFA)は、かつてはサッカーシーズンの注目イベントであった大会について、時間をかけて真剣に考えたほうが良いだろう。
 天皇杯は今年で83回目だが、正直言って、私はこの大会を見るのがとても好きである。この大会は大体が完ぺきなサッカー日和に―つまり、明るい冬の陽射しがあって、結構寒いが凍えるほどではないというコンディションのもとで―行われるからだ。
 元旦の決勝戦はいつも晴れ晴れしい雰囲気になり、たくさんの観客が国立競技場に詰めかける。
 しかし、この大会には、リーグ戦が終了してから1ヶ月間もプロの全チームにコンディション維持を余儀なくさせるほどの価値があるのだろうか?
 JFAにとっては難しい判断となるだろうが、近い将来に変更するべきである。

 さきの岡田の発言は、見事な勝利を飾った鹿島を貶めようとするものではない。
 アントラーズの選手の反発心と勝利への気迫は試合を通して衰えることがなく、まさに他のJリーグチームのお手本となるものであった。ただし、本山と深井が絶えず故障したフリをするのだけは止めて欲しかった。
 ゲームは終わった時、柳想鉄(ユ・サンチョル)が激怒していた。本山と深井の悪い影響を受け、曽ケ端がずっと倒れ込んでいたからだ。
 選手たちよ、立ち上がってゲームを続けろ!

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