岡ちゃんのMVP最有力候補は中澤
横浜F・マリノスの岡田武史監督は、月曜日に行われる2003Jリーグアウォーズで、マリノスのセンターバック、中澤佑二こそがMVPにふさわしいと信じている。
監督就任1年目で横浜を両ステージ制覇に導いた岡ちゃんは、中澤はシーズンを通して、チームの大黒柱としての頭角を現したと言う。
「彼が1対1の場面で非常に優れたディフェンダーだとは常々思っていました。しかし彼のポジショニングとカバーリングには正直驚かされました」
岡ちゃんは東戸塚にあるチームの練習グラウンドで先日そう語った。
「ピッチ上での意思決定能力は成長しましたし、とても強い精神力の持ち主でもあります」
「さらに、常にポジティブであり、決して諦めません」
岡田監督は、この25歳の日本代表ディフェンダーを堅実で信頼のおけるプロだと評する。「練習でも試合でも、彼は常にチームのムードメーカーです」
1998年ワールドカップで日本代表監督を務めた岡田監督は言う。
岡田監督が名前を挙げたもう一人の選手はオリンピック代表であり、セントラルMFの新星、那須大亮である。
那須は3人いる新人王候補のうちの一人である。そして彼がFW深井正樹(鹿島アントラーズ)、DF永田充(柏レイソル)をおさえ新人王の最有力候補である。
横浜の韓国人DF柳想鐵はMVPについて岡田監督とはまた違った意見を持っている。
柳はマリノスの主将、奥大介にその栄誉が与えられるべきだと考えている。
「彼のプレーはシーズンを通して非常に安定していた。さらにそれだけでなく、チームを引っ張る力強いリーダーシップを見せてくれた」
東アジア選手権で韓国代表の主将を務めた柳はそう言う。
事情を知り尽くした人たちの意見を聞くのは非常に興味深いものだ。そして彼らの選択は、中澤、奥、そしてセカンドステージでマリノスを優勝争いに留まらせるいくつかの重要なゴールを決めた久保竜彦の3人に落ち着く。
しかし、誰が岡田監督に異を唱えるだろうか。
結局、今シーズンの彼は何をやっても正解だったのだから。
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