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噂にしても不似合いな、リバウドとFC東京

2003/12/04(木)

 英国のサッカー月刊誌『ワールド・サッカー』の12月号の表紙には、リバウドの写真が掲載されている。
 「バルセロナ、ACミラン、それともスパーズ? ブラジルのさまよえるスターが次に行き着く先は?」というのがヘッドラインだ。
 このとおり、FC東京はまったく話題になっていない。
 FC東京とリバウドが接触を持っているという噂を私が聞いたのは先週末であったが、すぐに忘れてしまっていた。
 その後、月曜日にもう1度同じ噂を聞いたので、いろいろと考えてみた。
 まず、噂は本当なのか?
 次に、FC東京は資金面の問題をどうクリアするのか?
 最後に、FC東京にリバウドは必要なのか?

 ジャーナリストとしては、もちろん噂の真偽をクラブに確かめるべきであったが、私はしなかった。クラブ側に、まったくのでたらめだと否定されでもしたら、とてもおもしろい話の種が消えてなくなってしまうからだ。
 何よりも、私は噂が真実でないことを願っているし、そう確信している。
 FC東京は、Jリーグでも屈指の経営上手なクラブである。このクラブは選手の獲得でミスを犯すことはあまりないし、これまでの例を見ても明らかなように、昔からお金にはとても細かいようだ。
 これまで、私はいろいろなメディアでディフェンダーのジャーンと攻撃的ミッドフィールダーのケリーを賞賛してきた。2人は、日本でプレーしている最高の外国人選手に数えられ、もっとも安定した活躍を見せていると思っているからだ。いくら支払っているかは知らないが、2人はその金額をはるかに上回る価値を生み出しているのではないだろうか。

 リバウドを獲得すればメディアには格好の話題となるだろうが、クラブはかなりの金額を支払わなければならないだろう。結果的に、チームの和を乱すことになるのではないだろうか?
 また、リバウドの獲得費用が、クラブの財政に大きく響くようになるのではないだろうか?
 さらに大胆に言えば、リバウドのポジションはあるのだろうか?

 FC東京は、右サイドに石川、左サイドに戸田を擁する、スピードが身上のチームである。
 前線では、ケリーがすべてを完ぺきに掌握している。
 FC東京がアマラオに代わる新しいセンターフォワードを求めているのだとしたら、リバウドは適役とは言えない。
 このような議論を突き詰めると、実際はどうであれ、私にはFC東京でリバウドが守るポジションは1つしか思い浮かばない。宮沢が守っていた「左ボランチ」である。
 もう少し現実的になってみると、リバウドは最近出場機会に恵まれていないので、身体的コンディションとスタミナは、原博実監督の、若くて、積極性溢れるチームにも充分対応できるだろう。
 ニュースは憶測に過ぎないと私は信じている。
 実際、そうであって欲しいと思う。FC東京にはこのような取引に関わってもらいたくないからだ。
 Jリーグのクラブに、このような選択をして欲しくはない。先には破滅しかないのだから。

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