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2004年は嘉人の年?

2003/12/31(水)

 2004 年はサルの年だそうだ。
 しかし、日本では嘉人の年になるかもしれない。
 セレッソ大阪のダイナミックな若きストライカーは、2003 年は常に”ニュースな”人物であった。
 良いニュースもあった。たとえば、Jリーグオールスターのファン投票で史上最多の票数を獲得。J1で16ゴールを記録して、5月の韓国戦では20歳で代表デビューを果たした。
 悪いニュースもあった。リーグ戦での14枚のイエローカードと2枚のレッドカード。さらに、東アジアサッカー選手権ではペナルティーエリア内でのダイブによって2枚目のイエローカードをもらい、退場処分を受けた。試合後、ジーコは大久保をかばったが、それはお門違いであった。レフリーの判断は正しかったのである。
 あの試合以降、大久保はセレッソ大阪で大活躍を見せ、元旦に行われるジュビロ磐田との天皇杯決勝戦にチームを導いた。
 準決勝のアントラーズ戦での2ゴールは見事であった。1点目は、右サイドにいた酒本からの絶妙なクロスに合わせたダイビング・ヘッド。2点目は、30メートル付近からゴール隅への強烈なシュート。

 クラブでは、大久保が韓国戦のレッドカードを教訓ととらえ、より責任感をもって振る舞うようになってほしいと考えているようだ。
 もっとも、大久保はまだ21歳で、プロサッカー選手としても、1人の人間としても、まだ成長途上にある。ピッチでは激しい気性を見せるが、これが大久保の良いところでもある。
 できれば、大久保にはこの気迫とエネルギーを正しい方向に導くようになってもらいたい。不必要なファールや、レフリーへの無駄な抗議はやめてもらいたい。

 2004年の日本代表には、大久保が体調万全で、集中力に満ちた状態を保つことが不可欠である。目前には、オリンピック代表の親善試合とアテネ大会のアジア予選が控えているし、予選を突破すれば8月にはギリシャでの本大会がある。また、A代表でも親善試合とともに、ワールドカップの2006年ドイツ大会の第1次予選があり、さらに6月には中国でアジアカップもある。それだけでなく、クラブでも忙しいシーズンとなるだろう。

 大久保がなによりも避けなければならないのは、イエローカードとレッドカードをどっさりと頂戴することだろう。
 2003年は大久保がブレークした年であったが、2004年の大久保はさらに良くなるだろう。
 ジュビロ磐田戦で、大久保がどのように1年のスタートを切るのか見てみよう。
 ファンタスティックなゴールか?
 レッドカードか?
 あるいは、その両方か?

*このコラム(原文)は2003年12月30日に書かれたものです

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