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ジーコ監督がバレーボールから学んだこと

2003/11/17(月)

皆さんはフジテレビの女子バレーボールワールドカップをご覧になっているだろうか?
もちろん私も見ており、思うに視聴率も良いのではないだろうか。

ワールドカップが開幕した2週間前、私は代々木体育館で2試合を観戦した。そして、特に対韓国戦の勝利には非常に感動した。
とりわけ私の目を引いたのが、日本選手のコート上での行動である。
チームワークの素晴らしさはもちろんだが、それ以上に全てのプレーヤーが常にお互いを励ましあい、指示を叫び、そしてその指示をしっかり聞いている。
ある時などは、監督がコートサイドに出ているにも関わらず、キャプテンは周りの騒音のために指示が聞こえなかったほどだ。すぐ隣にいたというのに。

これはサッカーのコラムではなかったかって?
要は、水曜日に大分で行われる対カメルーン戦のメンバー発表の記者会見が月曜日に行われたが、その席上でジーコ監督がこの二つのスポーツを比較していたのだ。
日本代表にはコミュニケーションが欠けているのでは、というある記者の質問に、自身も仙台で行われたキューバ対ブラジルの試合を観に行き、コミュニケーションのレベルに感心していたジーコ監督は、日本代表もバレーボールから学ぶ点が多いとコメントしていた。
私もこのジーコ監督のコメントには全く同感である。(私が彼に同意するのはたぶんこれが初めてだ)

2日後の水曜日、私はU−20日本対U−20オーストラリアの試合を観に国立競技場へ行った。日本は後半早々にペナルティーキックを与え、0−1で負けてしまったのだが、もっと点差を開けられていてもおかしくない試合だった。
前半には、頭越しにロングボールを入れられた場面で、GK川島とディフェンダーの間で明らかにコミュニケーションがとれていないことが多かった。
ゴールキーパーとディフェンダーが同じボールに突っ込み、混乱を招く。当然、キレの良いチームがこの弱点を突くことになる。

思い起こせば、私がイングランドの草サッカーで日曜日の朝プレーしていたローカルチームの方が、今回のU−20日本代表よりもコミュニケーションがとれていた。
そういった状況では、ゴールキーパーは公園の反対側へ、いや、町の反対側へさえも届くように「キーーーーーパーーーーー!」と叫びながらラインを飛び出し、誰もが邪魔をしないようにして、ボールを受けるかクリアしたものだ。

きちんとコミュニケーションがとれることがサッカーの基本である。日本の選手達はピッチ上でお互いに声をかけあい、もっと積極的に、もっと情熱的に、そしてもっと感情を露わにしても良いと思う。
そう、あの女子バレーボールの選手達のように。

 *本コラム(原文)は11月15日に書かれたものです。

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