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“ブラジルDay”の主役、加地

2003/10/05(日)

今週土曜日、FC東京の対鹿島アントラーズ戦は、“ブラジルDay”である。しかし注目すべきは初の日本代表入り間近の一人の若い日本人選手だ。
味の素スタジアムでエキゾチックなサンバダンサーズがファンを迎え、ミニ・リオ・カーニバル・パレードが行われた後、FC東京の右サイドバック、加地亮はジーコ監督が彼を10月8日、チュニスで行われる対チュニジア戦のメンバーになぜ選んだのか、証明してみせる事だろう。

兵庫県出身、23歳の彼の選出は、特に、今シーズン初めに早稲田大学の学生でもある徳永悠平にポジションを奪われていた事もあって、多くの人を驚かせた。
しかし、クラブの常務取締役、村林裕氏は加地の能力について一度も疑ったことがないと言う。
「シーズンの始まる前、1月や2月に私は、加地は今年、代表候補になると言い続けていました」村林氏は言う。
「ですから彼の選出は私にとっては驚きではありませんでした。選出後、火曜日に彼と話をしましたが、彼はいつも落ち着いているので、どう感じているのかはわかりませんでした」
「ただ、チームメイトが言うには、すごく喜んでいたようです」
村林氏は加地がオリンピック代表、徳永にポジションを奪われた後も、ポジションを奪い返そうという固い意志を見せていたと付け加えた。
「徳永が良かったので、加地はベンチに座る事になってしまいました」
「しかし、彼は一切不満も言わず、練習でも成果を上げ、また、ピッチ外でも常にポジティブでした。そうした時期の彼にクラブの皆は非常に感心していました。こうした経験が彼をより強くしたのだと思います」村林氏は言う。

クラブは毎年1回“ブラジルDay”を開催する。優勝候補の対鹿島戦には35000人の観衆を予測している。
ファンのために、ブラジルビールとブラジル料理が用意され、また、スペシャルゲストとして駐日ブラジル大使が招待される。
またFC東京は、キックオフ前にアントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督を含め、両チームのブラジル出身選手に花束を贈呈する。
しかしお祭りはここまでである。
「まだセカンドステージ優勝を狙えると思っています」村林氏は言う。
「7試合を残して、首位とはわずか5ポイント差です。まずは対鹿島戦をはじめ、4試合のホームゲームに勝つことです」
「今回は5回目の“ブラジルDay”です。なんと言っても過去4回は全て勝っているのですから」

 *本コラム(原文)は10月3日に書かれたものです。

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