« 鹿島の暗雲を晴らす本山の代表復帰 | トップページ | 守備ではなく、攻撃で光る三都主 »

アントラーズが来た!

2003/09/11(木)

 週末のJリーグは、あまりぱっとしなかった。
 もちろん、鹿島アントラーズのファンは、そうは思っていないだろう。
 アントラーズが、東京・国立競技場で手に汗握る戦いの末、ジェフユナイテッド市原を3−2で破り、セカンドステージを4試合戦った時点で、早くも首位に躍り出たからだ。
 さらに、アントラーズのモチベーションが本当に高くて、気迫がみなぎっているようにも見えたからだ。

 昨シーズン、アントラーズは宿命のライバルであるジュビロ磐田が両ステージを制覇するのを甘んじて受け入れなければならなかったし、今シーズンのファーストステージも優勝の望みすら持てないままであったのだから、今回は気合いが入っているのだろう。
 中盤の中田浩二をケガで欠いてはいても、アントラーズは青木剛が立派に代役を務めていたし、その後、本田泰人も途中出場した。本田は、あまり熱心でない評論家には過小評価されることが多いが、実際はコーチが好むタイプの選手で、中盤や、時にはディフェンダーのうしろでルーズ・ボールをことごとく処理し、他の選手が前線に上がろうとするときは、背後のスペースを埋めるような働きもする。
 本田はオーガナイザーとしても優秀で、ピッチ全体を見渡すことができ、ゲームのあらゆる局面で自分が居るべき場所を心得ているのである。監督のトニーニョ・セレーゾにしても、本田を途中出場用の万能選手にしておくのはもったいないことだろう。

 本当に楽しいゲームで、得点もたくさん入ったし、カードもたくさん出たし、両チームの選手がエキサイトする場面もたくさんあったが、ジェフはまたも惜敗してしまった。
 ジェフのイビチャ・オシム監督は、ファーストステージの厳しい試合のあとにいつも言っていたことを、正確に繰り返した。つまり、ジェフはまだ首位にいるようなチームではなく、首位にいると毎週プレッシャーがかかりすぎて、毎試合100パーセントの力を発揮するのが難しくなる、ということだ。
 セカンドステージ開幕前、オシムは、ジェフにはシーズンのほとんどを4位か5位の位置につけていて、残り2〜3週の時点で「ラストスパート」をかけ、ゴールを目指して欲しい、と述べていた。
 しかし、オシムの選手たちはまたもスタートダッシュをかけてしまい、最初の3試合を連勝してしまったのである!

 もちろん、連勝を止めたのはアントラーズであった。
 平瀬のあのゴールは、なんと素晴らしかったことか! あの試合の前半を2−1で折り返せるなんて、なんという運の強さ! そして、決勝のゴールをヘディングで決めた秋田は、なんというキャプテンなのだ!
 そう、セカンドステージ、強いアントラーズが戻ってきた。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。