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湧き上がる興奮、だけど・・・

2003/08/04(月)

2003年ファーストステージもいよいよ最大のヤマ場を迎えている。
今週末、最終戦の第15節を迎えるにあたって、横浜F・マリノス、ジュビロ磐田、そしてジェフ市原の3チームに優勝のチャンスがある。
1週間前には上記3チームに加え、名古屋グランパスエイト、鹿島アントラーズ、そしてFC東京の6チームにファーストステージ制覇のチャンスがあったわけだ。
このような接戦は多くの観衆を引き寄せる事ができるし、それは日本のサッカーにとって喜ばしいことだ。
ただし、興奮に沸き立つことと公平なチャンピオンシップは別物である。
私はかねてから2試合のプレーオフ(チャンピオンシップ大会)を伴う2ステージ制には賛同できなかった。なぜならシーズンを終わって年間のベストチーム、最もコンシスタントであったチームが優勝することが少なかったように思うからだ。
リーグチャンピオンとはシーズンを通して最もコンシスタントだったチームに送られるべきだと思う。

先週土曜日、私は清水エスパルス対ジェフ市原の試合を観に日本平スタジアムへ行った。もし、その試合にジェフが勝ち、マリノスとジュビロの両チームが負けていれば1試合を残してジェフのファーストステージ優勝が決まっていた。
この事については試合前に日本人の同僚とも話したのだが、2ステージ制に対する反証として以下のようなシナリオを思い付いた。
仮にジェフが先週末にファーストステージ優勝を決めていたとしよう。その時点で12月に行われるセカンドステージ優勝チームとのプレーオフ(チャンピオンシップ大会)への出場が決定する。すなわち、J2降格の危機もなくリーグ優勝か準優勝が約束されるわけだ。
論理上は、ジェフはファーストステージ最終戦とセカンドステージ15試合、さらにはプレーオフの緒戦と、その全てに負けたとしても12月13日のプレーオフ第2戦に勝ってリーグ優勝を果たす事ができることになる。
という事は、ジェフはたとえ17連敗をしたとしても、日本で最強のチームとしてJリーグチャンピオンになれるというわけだ。
これでいいのだろうか?
これで公明正大と言えるのだろうか?
こんなことは世界のどこでも起こりうる事なのだろうか?

もちろん私の言っているのは極論であるし、先に述べたような事は実際にはまず起こらないだろう。
しかしポイントは、こうした事が起こり得るということなのだ。12月13日のプレーオフ第2戦まで、8月から11月の4ヶ月間勝っていないチームがリーグチャンピオンとなり得る。
現状でもそれなりに興奮をかきたてられるとは言っても、私が2ステージ制に感じる根本的な欠陥とはそこなのである。
Jリーグはこれまで延長戦の廃止、ゴールデンゴール方式の廃止、そして4人目の交代枠の廃止と、大きな改革をしてきた。そして今では試合は90分で終了するようになった。
次の思い切った改革は2ステージ制を改めるという事だろう。
ファンも興奮も必ずついてくるだろう。
必ずである。

*このコラム(原文)は、8月1日に書かれたものです。

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