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相手を圧倒する事を学べ

2003/07/27(日)

水曜夜の東京・国立競技場での対韓国戦、1−1の引き分けでオリンピック日本代表は圧倒されていたとは言え、私は山本昌邦監督率いる若者達のアテネ五輪予選突破は間違いないと確信している。
なぜかと言えば、山本監督はしっかりした組織作りをしてきたし、来年3月にアジア最終予選が始まった際にはこの事が非常に重要な意味を持つことになってくるからだ。
国立競技場のスタンドに座りながら、私は韓国の選手達が入場してきた時、まるで彼らがバスケット選手のように思えた。
それほどまでに彼らはライバルである日本代表よりも背が高く、日本のディフェンス陣は空爆にさらされるであろうと思えた。
しかし、すぐに韓国陣は地上でも巧みな攻撃的サッカーができることを見せつけたのであった。
後半、彼らには試合を決める機会はたくさんあった。日本代表のなんとか引き分けにもちこもうというファイティングスピリットを褒めるべきだろう。

山本監督の若いプレーヤー達は日々学んでいる。そして青木剛も水曜日の経験から多くを学んだはずである。
韓国代表の先制ゴールは、青木の中途半端なパスが崔兌旭にわたって生まれた。ただし、崔には日本サイドの内側でボールを奪った後もやらなければならない事があった。彼の右足でのシュートは強烈で、空気を切り裂きネットに吸い込まれたが、GK川島は止める事ができたはずだったと感じているだろう。
あのエリアには他に日本選手もいなかったし、私には青木が何をしようとしたのかわからない。
彼のミスは、自陣ゴールにパスしてトラブルに陥った対コスタリカ戦でのパープルサンガのDF角田のそれを思い出させた。
それでも私は豊かな才能の持ち主で、素晴らしいテクニックと強靭な肉体の持ち主である青木の信奉者である。あと2・3年のうちに彼は必ずトップクラスのMFに成長している事だろう。
日本オリンピック代表は石川、阿部、鈴木、そして根本の4人のMFのお陰で調子も良い。さらに山本監督には大久保、前田、松井、そして“ガンバのゴン”こと中山ら、昨年10月に釜山で行われたアジア大会でゴールを量産したFW陣のオプションも多い。

日本はアテネオリンピックでアジア枠3つを巡って争う12ヶ国の一つである。12チームは3つのグループにわけられ、各グループの勝者がギリシアへ行く事となる。
来年3月にはオリンピック日本代表はアジア各国の才能ある若手プレーヤーと対峙する事になるのだ。それまでに彼らは不注意な個人的なミスをしないという事を学ばねばならない。このレベルでさえ、そうしたミスは致命的なのである。

総括すると、山本監督はよく訓練された経験あるJリーグ選手達に恵まれているが、だからと言って、当然のごとく他のチームがなすすべなく崩壊すると考えてはならない。
ホームで戦っているのにアウェーで戦っているように見えるほど、もっと対戦相手を圧倒しなければならないのだ。
来年夏には日本代表はアテネに行けるだろう。しかし油断はできない。

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