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日本サッカー界に小細工はいらない

2003/07/14(月)

先週土曜日(7月5日)に東京・国立競技場で行われたイベントに私はショックを受け、そしていささか心配になった。
そのイベントとは清水エスパルス対横浜Fマリノスのリーグ戦である。試合は後者が1−0で勝利を収めた。
形式上はエスパルスのホームゲームであり、スポンサーのJALは3万人をこえる観衆を集めるのに力を尽くした。これはJALの努力のたまものであり、スタジアムはまるでオランダ代表戦のようにオレンジを身に付けたサポーターで埋まった。
とは言え、私が気に入らなかったのは、安っぽい小細工である。

例えば、選手交代の際には音響システムから音楽が騒々しく鳴り響き、まるでヘビー級ボクシングのタイトルマッチのように選手を紹介する。
正直、最悪だと思った。ファンには、シンプルで控えめなアナウンスで十分である。
エスパルスのサポーターは魅力的なメロディーと多くの応援歌で有名である。しかし私が思うに、クラブ側は少々ハメを外し過ぎたようだ。
エスパルスがコーナーキックを得た時などは、大スクリーンに「ゴール、ゴール」の巨大な文字が点滅した。どうも観衆を煽ろうとしていたようだ。
言うまでもないが、こんなことは不必要だし、さらにはゲームに集中しなければならない選手への妨害である。
誰もがコーナーキックだとわかるし、攻撃側のチームのファンはコーナーキックになれば期待と願いをかきたてられるものだ。
いくつかのクラブがこうしたアメリカ的なお祭り騒ぎを熱心に取り入れようとする理由は私にも理解できるが、サッカーには必要ないものだ。
私はJリーグに、こうしたものはゲーム自体に何の益をもたらさないと強く訴えたい。

そういえば、1996年に初めて京都パープルサンガの試合を見に行った時の出来事を、忘れられない。
「キィーーーック オーーーーーーーーーーーーフ」という間の抜けたアナウンスを聞いた時、私はスタジアムの席から転げ落ちそうになったものだ。
これは英語の「キックオフ」のアメリカ語である。
このアナウンスは、まるで初めて試合を見にきて試合開始がわからないファンがいた時のため、もしくはピッチ上でウォームアップに余念の無い選手達のためとばかりに、試合開始と、後半開始に行なわれた。

Jリーグよ、一体何をやっているのだ。
こんなナンセンスなことはやめてくれ。
これこそ真のサッカーファンを・・・そう、今や日本中に溢れる真のサッカーファンをバカにする行為に他ならない。

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