コンフェデ杯は4年に1度にすべき
そもそもコンフェデレーション杯など無ければ良いと思っている人は少なくない。
ニュージーランドと日本を除くほとんどのチームはベストメンバーではない。さらには主催者側でさえ、大会の盛り上げに苦心している。
1998年のワールドカップを観戦した際に得た、途方もない情熱と感動と比べるまでもないのは致し方ない。
どのチームも多くのサポーターが来るわけではないが、ただトルコからは木曜夜の対アメリカ戦に12000人もの熱狂的なサポーターが応援に駆けつけた。
トルコ人はいたる所に溢れており、彼らのチームへの愛着は強い。
カメルーンからもパリで行なわれた対ブラジル戦、1−0の勝利に多くのサポーターが駆けつけた。しかし、これもほとんどが現地に住んでいるカメルーン人である。
日本について言えば、いくつかの少人数のグループが歩き回り、フランスのカフェ文化に浸っているのを見た。これは時間つぶしにはもってこいで、街角のちょっとした広場で太陽を浴びながら座り、ミネラルウォーターやコーヒーを飲みながらクロワッサンを楽しむ。
金曜日の朝、私はサンテティエンヌの中心街へ日本円をユーロに換金するために出かけたのだが、ステージが用意されており、風のない夏空に日本とフランスの旗が掲げられていた。
1998年の時に比べるとチケットの入手も簡単だが、試合が始まってもそうそう多くの日本人が来るとは想像できない。
当時、購入したチケットを安く売ってくれた現地の善良なフランス人たちのお陰で、多くの日本人サポーターは無駄な出費をせずにすんだ。
今回は食事、みやげもの屋、宣伝、交通、ホテル等に、少々難があった上、さらに一番重要なFIFAのサービスが欠けていた。
全てがお金と手間をかける事なく行なわれたようだ。
こうまでして何故FIFAはこの大会を開催するのだろうかと思ってしまう。
コンフェデ杯は4年に1度で良いと思う。特に、2001年に韓国と日本で行なわれたように、ワールドカップの前年に行なわれるべきではない。
本番前のリハーサルとしては良いのだろうが、独立した大会としては不適格だろう。
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