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久保のプレースタイルが変わった?!

2003/04/13(日)

 英語のことわざに「豹はその紋様を変えない」というものがある。
 ※日本語では「三つ子の魂百まで」
 日本語に同じことわざがあるのかどうかは分からないが、その意味は、人のもって生まれた性格は変わる事がないというものだ。
 ただ久保に関して言うと、まるで彼の性格は変わってしまったようだ。
 これは私が今シーズンのJリーグ開幕から彼を見てきて思ったことだ。
 久保という選手は私にとって、背が高く力強いセンターフォーワードで、恐れを知らず攻撃的で、考えている事といえば強烈な左足のシュートと高いヘディングでゴールネットを揺らす事だけというものであった。
 また、横浜F・マリノスがサンフレッチェ広島から彼を獲得したのは、まさにチームがそれを起爆剤にしたかったからに違いない。
 しかし、今シーズンの久保は私の見る限り違って見える。
 今までならシュートを打っていた場面でパスをする。ゴールエリア内、ヘッドでゴールを狙っていた場面で、今はボールを戻してしまう。

 先週土曜日の対ベガルタ仙台戦の後、会見場からロッカールームへ戻る岡田武史監督と数分間話した。
 その時私は岡田監督に、久保に個人プレーからチームプレーに徹するようスタイルを変えるよう命じたのか聞いた。
 岡田監督はそう命じた覚えはないと答えた。しかし、選手は11人全てが、チームに対して等しく責任を負わなければならないと付け加えた。
 そして私は岡田監督に、開幕戦の対ジュビロ磐田戦で久保が左サイドを突破し、中央の佐藤由紀彦にパスし佐藤が得点した場面に驚かなかったかとたずねた。私が期待していたのは、彼の豪快な左足のシュートでゴールキーパーごとボールをゴールに押し込む場面だった。
 岡田監督は彼自身も久保がシュートを打たなかった事については非常に驚いたと認めたが、同時に横浜の得点という結果には非常に喜んでいた。

 先週土曜日には、クロスが仙台のゴールエリアへ上がった時に、ファーポストにいた久保はやはり自身でゴールを狙わずマルキーニョスへパスしようとしていた。
 仮に久保がスタイルを変えようとしているのだとしたら、私は以前の彼の方が好きだ。
 色々な意味で、彼は箱詰めのチョコレートのようだった。次は何味にあたるのかわからない。
 彼は荒削りで意外性のあるプレーヤーだった。以前のコラムにも書いたが、それこそ彼自身が次に何をするのかわからない、そして久保自身がわからなければディフェンス陣はなおさらである。
 きっと今シーズン、一度でもゴールすれば久保は自分でゴールを狙う自信を取り戻すに違いない。
 いや、是非そうなって欲しい。もし久保が単なるチームプレーヤーになってしまうと、彼の特別な才能が失せてしまう。

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