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オール・ホワイツに気をつけろ!

2003/04/24(木)

 スポーツ好きならだれでも、ニュージーランド・ラグビー・ユニオンの代表チーム、オール・ブラックスのことは知っているだろう。
 では、オール・ホワイツはどうだろうか?
 答えは、ニュージーランドのサッカー代表チーム。6月18日、パリ・サンドニで日本代表がFIFAコンフェデレーションズカップの緒戦を戦う相手だ。
 日本の選手やコーチが簡単なチームだと見くびっていると大変な目に遭う―、と語るのは、浦和レッズのオーストラリア人ディフェンダー、ネディエリコ・ゼリッチ。
 オーストラリアとニュージーランドはFIFAのオセアニア連盟の二大強豪で、ゼリッチはオール・ホワイツのことを熟知している。
 ニュージーランドは日本にとって手ごわい相手になりえる。ゼリッチはそう確信しているようだ。

 実際のところ、FIFAがオセアニア連盟に2006年ワールドカップの出場枠を1つ与えたことにより、オセアニア地域のレベルは向上の一途を辿っている、というのがゼリッチの意見である。
「今回、ワールドカップ出場のチャンスが与えられたことで、オセアニア地域のチームは本当にレベルが上がっていると思うよ」とゼリッチ。オーストラリア、ドイツ、イングランド、フランスでプレーした後、昨年日本にやって来て、最初は京都パープルサンガに入団した選手である。
「フィジーやパプア・ニューギニアといったチームも強くなるだろうね。
「ニュージーランドについて言えば、昔から簡単な相手ではなかったよ。オーストラリアはニュージーランドにはだいたい勝ってきたけど、今はどんどん強くなっているところだ」
「次のワールドカップの出場枠が一つ空いているということで、選手のモチベーションも上がっているからね」

 先週の土曜日、プレーするゼリッチを見ることができて良かった。その日の試合は、エメルソンと鈴木啓太がともに見事なゴールを決め、駒場で浦和が京都を2−0で破った。
 自慢するわけではないが、私は、ゼリッチが京都パープルサンガのメンバーとしてプレーした唯一の試合、ジェフユナイテッド市原に敗れた試合を見た、数少ない人間の一人なのである!
 その唯一の試合に出たあと、ゼリッチは個人的な理由でクラブを去り、シーズン後半には浦和でプレーするために日本に戻ってきた。
 しかし、昨シーズンはケガが重なり、浦和での出場は1試合のみ。冬のオーストラリア・キャンプでもハムストリングを断裂し、シーズンの冒頭は欠場を余儀なくされた。
 ゼリッチは、スキルの高さとエレガントさを持ち合わせた良い選手で、その安定性、冷静さ、経験を発揮すれば、レッズのようなチームでは大きな戦力になりえる選手である。
 彼は、チームメートである永井雄一郎の大ファンで、永井が代表デビューの韓国戦でゴールを決めたことを、ことのほか喜んでいた。
「僕に言わせれば、永井は代表レベルの選手だよ。世界レベルで必要な技術は全て持っているし、一人や二人なら自由自在に抜くことができるからね。こんなに才能のあるやつは、絶対に代表チームでプレーすべきだよ」というのが、このオーストラリア人の弁である。

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