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山瀬はレッズ・ファンの元気の素

2003/04/10(木)

 浦和では、交代選手にいちばん大きな声援が送られるのは、不穏な空気が立ちこめる前兆であると言える。
 しかし、レッズがホームで名古屋グランパスエイトと戦った、日曜日の駒場スタジアムは様子が違っていた。
 試合の大半はアウェーのグランパスが支配していたが、攻撃的ミッドフィルダーである長谷部誠に代わって山瀬功治がピッチに登場してからの17分間、レッズ・ファンが一気に元気になったように見えた。

 山瀬のJリーグ登場は、実に8月17日以来のことであった。その日、山瀬はコンサドーレ札幌の選手として、ホームで行われた2002年のファースト・ステージ最終戦、東京ヴェルディ戦に出場し、ヒザに重傷を負ったのである。
 このようなケガにも関わらず、浦和は冬に山瀬の移籍交渉を進め、山瀬も順調に回復しつつあるようだ。
 これは浦和にとっても、日本代表にとっても良いニュースだろう。21歳の山瀬は疑いようもないくらい聡明で、創造性に溢れた選手であるからだ。このまま成長を続ければ、オリンピック代表入りもありえるかもしれない。
 外国人選手に関して不透明な状況が続くレッズにあって、何より必要なのは、安定した戦力を持つことであり、才能を持った日本人選手の登場である。
 この点に関しては、リーグ戦では10月19日以来勝ち星に恵まれていないとはいえ、状況は好転しているようである。
 バックラインには、坪井慶介がいる。坪井は、日曜日の試合では危険なブラジル人ストライカー、ウェズレイに手を焼きながらもしっかりと対処し、良いディフェンダーであることを証明してみせた。中盤には、山瀬とともに精力的な働きをする鈴木啓太がいるし、前線には、永井雄一郎と田中達也がいる。永井はいつも多くの人々を魅了するだけでなく、日曜日にはグランパスのディフェンダーであるパナディッチをも魅了したし、田中は素晴らしいスピードと潜在能力を持っている。

 外国人選手を見ると、エジムンドが退団して、バスコ・ダ・ガマに復帰した。エメルソンも万全ではないが、一応フォワードの柱として期待されている。オーストラリア出身の不運なリベロ、ゼリッチは、シーズン前のオーストラリア・キャンプで左足のハムストリングを断裂し、いまも治療を続けている。
 ゼリッチは今週の練習に参加して、軽い運動をするそうだ。大きな戦力になりうるゼリッチの完全復帰は、レッズのファンも楽しみにしていることだろう。
 こと、山瀬に関していえば、彼は日曜日にほんのわずかの時間プレーしただけであるが、苦労が続くレッズ・ファンの元気の素となったのである。

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