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もちろん、ペレは社交もキング

2003/03/16(日)

 これから私が伝えることに、どうか嫉妬しないで欲しい。
 先日の夜、東京で日本のサッカーについてペレと話したのは、とても楽しかった!
 ペレに関する唯一の問題は、彼が有能なサッカーの大使であると同時に世界中のマスターカードを代表する外交官であるため、受け答えの内容がほとんど予測できてしまうことである。
 本当のところ、ペレの答えは質問する前に書いてしまえるほどであった!

 オーケイ、真実を話そう。
 実は、ペレは東京にはいなかった。彼はドイツのベルリンで、スポンサーが開いた記者会見に出席していたのである。この会見の主旨は、マスターカードが過去5年間にサッカーに寄与するために支出した額が2億ドルに達したというものであった。
 私は、渋谷のセルリアンタワーの16階にある、マスターカードのオペレーション・オフィスにいた。ペレとの会話は電話を通じてであったが、アジア各地のメディアにワールドカップの伝説と話をするという希有な機会が与えられていた。
 私はペレに、クラブでもナショナル・チームでも監督経験がないジーコが代表監督になったことについてどう思うか、と訊ねた。
 ペレは、「もちろん」ジーコは成功する、と語った。
「ジーコはフランス・ワールドカップではブラジル代表チームのスーパーバイザーを務めましたし、ブラジルの2部リーグのチームも所有しています」とペレ。
「ジーコには才能も経験もあるし、サッカーをよく知っています」
 ただし、そのあとでペレは意味あり気に付け加えた。「しかし、いつの場合も、監督にはほんの少しの幸運が必要です。ジーコも日本で幸運に恵まれればいいと思います」
 ほとんどの質問に対する答えを、ペレは「もちろん(no doubt)」で始める。
 ペレのあまりの愛想良さは、仮に「シンガポールは次のワールドカップで優勝できますか?」と訊ねても、「もちろん。しかし、まず強いリーグを作り、選手たちに国外で経験を積ませることが必要でしょうね」と答えたのではないかと思えたくらいだ。

 次に、東京から私の同僚がペレに質問した。
 「日本が2006年のワールドカップで準々決勝まで進む可能性はあると思いますか?」 ペレは答えた。「もちろん。昨年の活躍は見事だったし、日本は良いチームです。しかし、ヨーロッパでの戦いは自国での戦いより、少し難しくなります。それに、自国で戦う時のようなサポーターの後押しがないことも忘れてはいけません」
 2006年の大会では日本はベスト8に進出できないとペレは暗に示唆しているのだ、と私は感じた。
 個人的には私は、日本のファンは2006年ワールドカップの準々決勝のことなど考えるべきではないと思っている。まず考えるべきは、予選を突破することである。韓国や中国、サウジアラビア、UAE、クウェート、イランなどが一堂に競い合うだから、結果は予断を許さないものとなるだろう。
 でも、ペレとのおしゃべりは楽しかっただろうって?
 もちろん!

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