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毅然とした態度を迫られるJリーグ

2003/03/09(日)

 数週間前、私はトットナムに移籍した戸田和幸の事で、イングランドの自宅にいたスティーブ・ペリマンと電話で話をした。
 最初は弾んだ会話も、最後には沈んだものとなってしまった。
 これは、前清水エスパルスの戸田和幸とは関係ない。

 柏レイソルのブラジル人ストライカー、エジウソンの事である。ペリマンはエジウソンについて、彼が今まで関わったプロサッカー選手の中で最悪であったと言い放った。
 彼のように経験があり、高い給料を支払われている選手が求められる責任を果たそうとしないだけでなく、怪我をしたフリをしてまで試合から出ようとする等、彼の選手としての態度は最悪だったとペリマンは言う。
 数週間前にレイソルから解雇されていたペリマンには、単にワールドカップ優勝のブラジル人という事を利用しているだけのエジウソンにあまりにも寛容なレイソルが理解できなかった。

 あれから数週間、ペリマンが間違っていなかったことが再び証明された。
 1月28日、レイソルの選手達がトレーニングのために集合した。しかし、その中に先シーズン直後に帰国したエジウソンの姿はなかった。
 クラブからの情報によると、エジウソンは先シーズンあげたゴール以上の言い訳をこの数週間でしているようだ。
 最初の言い訳はビジネス上の理由で来日できないというもので、次には歯医者に行かなければならない(千葉県に歯医者はいないとでも言うのか)、そして更には家族の事が理由だと言うのだ。
 最新情報では、エジウソンは土曜日に日本へ帰ってくるらしい。レイソルがナビスコカップでベガルタ仙台と戦うまさにその日にである。

 エジウソンには、なんとも呆れ果ててしまう。また一方、エジウソンと同じ代理人を持つ浦和レッズのエメルソンも来日が遅れたようだ。こちらはビザ取得上の問題で、新しいパスポートが必要だったらしい。(これも数ヶ月前に気が付いていても良いはすだ)
 クラブにはこうした選手達に毅然と対し、時には処罰してもらいたいと思う。彼らは高額の年俸を得、優雅な生活をさせてもらっているのだ。
 昨シーズン、チームメートの奥大介を蹴って即刻解雇されたマリノスのウィルのように、彼らがどれだけ日本で厚遇されているのか気づくべきであろう。

 また私は、Jリーグがもっと立ち入って選手を罰することがあっても良いと思う。特にエジウソンのようにサッカーというゲームそのものに悪評を持ち込む恐れのあるものについてはだ。
 日本のサッカーはまだまだ若い。そして、いまや多くの日本の子供たちがこの素晴らしいサッカーを始めている。
 クラブが誰と契約し、どのような扱いをするのか注意を払わなければならない理由はここにある。若いファンや更には若い日本人選手たちが、これらの外国人“スター”を見本としてしまう恐れがあるからなのだ。
 ベテランの選手達はただ、また金目当ての奴等が騙されやすい日本のサッカー界を利用しているだけと肩をすくめるだけだろう。

 昨年夏、エジウソンは柏レイソルと2年半の契約を結んだ。すなわち、彼はまだあと2年の有利な契約が残っているということだ。
 次には何が起こるのだろう?
 クラブは他の外国人選手、おそらくは他のブラジル人選手で本当にこのチームのためにプレーしたいと望む(もしくは最低限、そう口にしている)選手と契約するために、多額の違約金を支払ってエジウソンを切るのだろうか。
 ペリマンから昨シーズンの話を聞いた後では、レイソルに対してもあまり同情心はわかない。
 しかしこれだけは言える。レイソルのファン達はもっと良い思いをしても良いはずだ。少なくとも私は、今シーズン彼らが“ゴージャス・エジウソン”の横断幕を外すことができるのを願っている。

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