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コンフェデレーションカップは本当にミッキーマウスカップ?

2003/02/10(月)

2003年FIFAコンフェデレーションカップの組み合わせ抽選が水曜日にフランスで行われる。
この日、日本は彼らの命運、すなわち6月にフランスで行われる8チームによるコンフェデレーションカップのファーストラウンドの対戦相手3チームを知る事になる。
しかし、サッカー関係者の中にはこの抽選どころか、大会自体を楽しみにしていない人たちも少なくない。彼らにしてみれば、こうした大会が多すぎるとさえ感じているのだ。

大会の批判者、すなわちFIFAの各6大陸チャンピオン国及び、ワールドカップ優勝のブラジル、そしてゲスト国トルコは大会自体を廃止したいと考えている。
これらの中にはアーセナル監督、アーセン・ベンゲルとチームのフランス人スター、ロベール・ピレスも含まれる。
「ドイツ、イタリア、そしてスペインはこの“ミッキーマウス”カップの出場を拒否しました」今週、ベンゲルはそう語った。
「フランスはニュージーランドと対戦します!これには興奮しますよ!」皮肉タップリに彼はそう付け加えた。(2月12日まで抽選は行われないので、事実とは異なる)
韓国と日本で行われた2001年コンフェデレーションカップのMVP、ピレスは大会の開催時期について非常に批判的である。
ヨーロッパ各リーグのシーズンが終了して5週間後に大会を行うというのは、選手達のコンディションも良くないし、怪我の恐れが非常に高いとピレスは言う。

2001年の日本でブラジル、カメルーン、カナダ、オーストラリアそしてフランスが対戦した大会は、私自身とても楽しめたとはいえ、ベンゲル監督の意見には全く同感である。
大会が多すぎるのだ。そして選手への負担も大きすぎるのだ。
4年に一度、選手達はワールドカップのために大事なオフが削られてしまう。そしてヨーロピアン・チャンピオンシップもまた然りだ。
すなわち4年のうち2年、夏のオフシーズンにはトップクラスの国際大会が行われ、残りの2年しか選手達は、いやファン達も休息する暇がない。
コンフェデレーションカップが2年に1度行われる事によって、ただでさえ過密なスケジュールがさらに混み合う事になる。
例えば、2000年にはヨーロピアン・チャンピオンシップ、2001年コンフェデレーションカップ、2002年ワールドカップ、2003年コンフェデレーションカップ、2004年ヨーロピアン・チャンピオンシップ(ポルトガル)、2005年コンフェデレーションカップ(ドイツ)、そして2006年ワールドカップ・ドイツ大会といった具合である。
あまりにも馬鹿げているとしか言えない。

今年の大会では、ヨーロッパからフランス、トルコ、南米からはブラジルとコロンビア、アフリカからカメルーン、北中米カリブ地区からはアメリカ、オセアニアからニュージーランド、そしてアジアからはかつてトルシエに率いられ、レバノンで行われた2000年アジアカップで優勝した日本の計8チームが出場する。
これらのチームは4チームずつ2組に分けられ、今回は特にFIFAは南米とヨーロッパはそれぞれ違うグループにする事を決定している。
すなわち、ブラジルとトルコが一つのグループ、そしてフランスとコロンビアがもう一つのグループに入るということである。
もしジーコジャパンがブラジル、トルコ、アメリカのグループに入ったとしたら、かなりの苦戦を強いられる事になるだろう。勝利を挙げるというより、これらの3戦のうちひとつでも引き分ける事ができたらラッキーだと私は思う。一方、フランス、コロンビア、ニュージーランドのグループに入ったなら、上位2チームに残りセミファイナルに進む事も十分可能だと思う。しかし現在のFIFAランキングでは、日本より下位にいるのはニュージーランドだけで、どちらのグループに入ったとしても苦戦する事は間違いないだろう。
ピレスは出場したくない。ベンゲルも彼の大事なスターたちを出場させたくない。
FIFAはもう少し批判に耳を傾けるべきであろう。

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