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アジアサッカーの地平を広げる新大会

2003/01/23(木)

 日本、中国、韓国のチームが競い合うA3マツダ・チャンピオンズカップ。
 今週、東京の記者会見で発表されたこの新大会には、上記の東アジア3か国のチャンピオン・チームが出場する。
 第1回大会は2月16日から22日まで東京・国立競技場で開催され、日本からはジュビロ磐田(リーグ・チャンピオン)と鹿島アントラーズ(ナビスコ杯優勝チーム)の2強が出場し、中国からは大連実徳、韓国からは城南一和が出場する。
 賞金額も出場4チームにとってきわめて魅力的なものとなっており、4チームのリーグ戦で優勝したチームには賞金総額85万ドルのうち、40万ドルが贈られる。

 重要なのは、この大会が代表チームの大会ではなく、クラブ・チームの大会であることだ。クアラルンプールに事務局を置く、競技の地域統括団体、アジア・サッカー連盟(AFC)は、この点を何度も強調した。
 AFCはもちろんA3マツダ・チャンピオンズカップのような注目度の高い大会を歓迎しているが、それにはAFC版のチャンピオンズ・リーグが未だ実現されていないという事情もあるのだろう。
 日本のファンにも、東京・国立競技場で戦われる6試合を楽しみにしていただきたい。
 昨年のワールドカップは日韓の関係を深めるのに大いに役立っており、両国のパートナーシップの延長線上にあるのが今回の新たなイベントであると言える。中国もワールドカップ初出場を果たしているので、今回の大会は大きな話題となるかもしれない。

 1997年に香港から日本に移り住む前に、私は何度か中国を訪れている。クラブ・チャンピオンシップやアジア・カップ・ウィナーズ・カップ、アジア・スーパーカップといったAFCのイベントを観るのが目的であった。(これら3つの大会は、単一のフォーマットに新たに再統合され、AFCチャンピオンズ・リーグとなっている。)
 しかし、一般やメディアの関心の低さにはがっかりさせられたものだ。
 個人的には、たとえばタイやイラクであっても、外国のサッカー選手を見て、テクニックや戦術、身体能力を日本のチームや選手と比較するのはとても楽しいことだと思う。
 サッカーは基本的には世界共通である。それゆえ世界中で人気があるのだが、同時に姿勢、戦い方、心理には個性が表れるものだ。

 2004年の第2回A3開催国は中国(A3とは日本、中国、韓国のアジア3強の意)、2005年大会では韓国が開催国となる。 Kリーグ事務局長のキム・ウォンドン(金元東)氏によれば、大会の最終目標は12チーム参加の東アジア・スーパー・リーグであり、その大会では3つのグループ・リーグを勝ち上がった4 つのクラブがホーム・アンド・アウェイ方式で優勝を争う。
 そのときには、大会の試合は週の半ばに行われ、リーグ戦は中断されることなく週末に行われることになり、費用と大会に見合った賞金を提供してくれるスポンサーが見つかれば、このフォーマットは2006年にもスタートする見込みだそうだ。
 ワールドカップの成功後、アジアのサッカー界には新たなエネルギーが生まれている。
 ファンの皆さんにはA3マツダ・チャンピオンズカップを応援するとともに、中国や韓国のスター選手と日本のスター選手を見比べて欲しいと思う。
 サッカーを堪能できる、1週間となるだろう。

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