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アジアはワールドカップ出場枠に喜ぶべき

2002/12/22(日)

 2006年ドイツワールドカップで出場枠5を狙っていたアジアサッカー連盟だが、今週マドリードでFIFAから得た出場枠には満足したはずだ。
 32チームの出場枠中、アジアは4.5すなわち4カ国プラス北中米カリブ地区とのプレーオフによる枠を得た。
 これは2002年の韓国・日本ワールドカップの際に得た枠(ただし4つの枠のうち2つは開催国の韓国と日本に与えられた)と全く同じである。
 残りの2つはサウジアラビアと中国が得たものの、イランはアイルランドに敗れ、アジアはいわゆる“ホームエリア”でのワールドカップで5カ国出場のチャンスを失った。
 私個人的には、南米がドイツワールドカップでプレーオフでの出場権を失い、4カ国のみの出場になった事に比べれば、アジアは今回の結果に満足すべきであると思う。
 確かに南米10カ国中4カ国出場というのは、割合からすると高いかもしれない。しかし、ベネズエラを除く残りの国は実力も有り、どこも甲乙つけがたい。

 一方、アジアのワールドカップにおける成績は惨憺たるものであった。
 2002年ワールドカップ以前はというと、アジアは本大会では44試合中たった4勝しか挙げていない。1966年北朝鮮の対イタリア戦、1994年サウジアラビアの対モロッコ戦、対ベルギー戦、そして1998年イランの対アメリカ戦である。
 今大会では、韓国はポーランド、ポルトガル、イタリアそしてスペイン(PK戦)を破り準決勝まで、そして日本はトルコに敗れはしたもののセカンドラウンドまで進出した。
 しかしここで注目しなければならないのは他の2カ国の成績である。
 3大会連続出場のサウジアラビアはドイツ戦に屈辱の0−8で破れ、中国はブラジル、コスタリカ、トルコと同グループ(ワールドカップを終えた今となっては強豪揃いのグループにも思えるが)で全く結果を出せずに終わった。
 南米がわずか4カ国の出場に対して、次回のワールドカップで5カ国出場のチャンスを得たアジアは、FIFAの好意的な決定に感謝すべきであろう。

 1998年以来の3大会連続出場を狙う日本は、アジアのトップ4に入るのにさほど苦労はしないだろう。
 もし仮にアジアの5位になったとしても、メキシコかアメリカが最強である北中米カリブ地区の4位とのプレーオフで勝つ実力は十分ある。
 ワールドカップでの5カ国出場は、常にアジアサッカー連盟の夢であった。
 しかし今回のアジアは、ワールドカップのピッチ上ではなく、FIFAでの政治において勝利を挙げたというべきだろう。

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