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ジュビロ黄金時代到来

2002/09/02(月)

 Jリーグセカンドステージの開始とともに、ジュビロ磐田のシーズン完全制覇への道のりが始まる。
 1993年のリーグ立ち上げ以来、未だかつてファースト・セカンドステージの完全制覇を達成したチームはない。

 ファーストステージを横浜Fマリノスに3ポイント差をつけて優勝したジュビロ磐田にとって、今シーズンはチャンスである。
 控えめな鈴木政一監督の指揮の下、ジュビロはよく組織され、統率もとれ、怪我や出場停止をカバーできるだけのベンチの深さも持っている。
 要するに、これこそチームであり、才能ある個人がそれぞれ勝手にプレーするグループではない。
 きっとジュビロはこのままセカンドステージも制し、すなわちシーズン後のプレーオフもないだろう。

 しかし、もちろん他のチームも黙って見ているわけではない。
 最右翼は過去2年を含む4度の優勝経験を持つ鹿島アントラーズである。
 ブラジル人監督、トニーニョ・セレーゾのもと、過去2シーズンの彼らの戦略は明白である。ファーストステージはセカンドステージの為のウォームアップ、シーズン後半に向けてチームをピークに持っていき、体力的、精神的に疲れたファーストステージ勝者を叩くというものだ。
 アントラーズもまたよく訓練され、また海外からの移籍組の影響も大きい。しかしジュビロほど日本人選手の経験はない。

 名古屋グランパスエイトもまた注目すべきチームである。
 彼らはファーストステージ最後の6試合を6連勝で3位に終わった。ズデンコ・ベルデニック監督はシーズン途中で鋭い選手補強をした。オーストリアのシュトゥルム・グラーツでコンビを組んでいたことのあるアンドレイ・パナディッチとイヴィツァ・ヴァスティッチである。
 クロアチア人、パナディッチはディフェンスを引き締めたし、クロアチア生まれのオーストリア人ストライカー、ヴァスティッチはウェズレーとのコンビネーションが抜群だ。
 98年のフランスワールドカップ、オーストリア代表のヴァスティッチは、8試合の出場で5得点を上げ、高原直泰、マグロンとならび得点ランキングトップ(13得点・ファーストステージ終了時点)のウェズレーをうまくアシストしている。

 横浜Fマリノスはファーストステージを、リーグ最少の11失点という素晴らしいディフェンスでジュビロに次ぐ2位で終えた。しかし中村俊輔を失った今、セカンドステージを闘うには攻撃力が足りないと思う。
 ガンバ大阪はファーストステージ終了間際になって急に失速し、ファーストステージ制覇を賭けた磐田との大事な一戦に敗れた。
 もしガンバがチームを立て直す事ができればセカンドステージは面白い事になるだろう。なぜなら、ジュビロ、アントラーズ、そしてFマリノスの3チームは万博競技場でのアウェー戦があるからだ。

  総合的に見て、やはりジュビロが頭一つ抜けているように思える。そして彼らのコンスタントな実力は彼らをリーグチャンピオンに導く事になるだろう。

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