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世界はアジア主催のワールドカップをどう評価するのか?

2002/06/24(月)

 全ては韓国代表チームを準決勝へ進ませる為の陰謀なのか?
 それとも単に審判達の偶発的なミスジャッジがたまたま韓国の対戦相手に不利に働いたというのか?

 日曜の朝、正直なところ私は複雑な気持ちを胸に光州を後にした。
 アジアのチームが準決勝に進出を果たし、そして国中をあげてチームの勝利を祝う人々を見る事ができたという事はとても嬉しい事だ。
 しかし同時にスペイン代表チームに対しては主審やラインズマンのとんでもない誤審の犠牲になったと気の毒に思えた。

 最悪の事態は延長戦に入ってすぐに起こった。その日スペインの右ウイングとして素晴らしい働きをしていたホアキンがエンドゾーンすれすれから中へクロスを上げ、それに合わせたフェルナンド・モリエンテスが頭でボールを押し込んだ。
 しかしラインズマンはホアキンがクロスを上げる前にエンドゾーンを割っていたとジャッジした。テレビのビデオリプレイでは明らかにエンドゾーンを割っていなかった上に、ラインズマンにはそれがはっきり見えていた筈であった。一体何故彼は誤審したのだろうか。

 韓国は防戦中にも関わらず、ラインズマンが旗を挙げ、主審が笛を吹くやいなやゴールキーパーの李雲在を含め全員が動きを止めた。一方のモリエンテエスと言えば、もちろん笛は聞こえていたと思うが、それにかまわずヘッドでボールをゴールへ押し込んだ。
 これでスペイン、イタリア、そしてポルトガルが韓国の前に破れ去った。これまで5回の大会、14試合に一度も勝った事のない韓国にである。疑わしいって?

 囁かれている陰謀説とはこうである。

 韓国で行われる試合のチケットの売れ行きは韓国戦を除いて非常に悪い。これは渡航にかかる費用の高さと韓国が遠いという事なのだが、FIFAにとってはワールドカップ熱が冷めないように、そしてこの一大イベントのイメージの崩壊、そして韓国側のオーガナイザーにとっては大赤字を防ぐためにはどうしても韓国に勝ち進んでもらわなければならない。
 韓国が準決勝にすすんだ為、火曜日に行われる準決勝のドイツ戦のチケットは売り切れだ。もし韓国が負けたとしても3位決定戦は土曜日に大邱で行われる。
 仮に準決勝で韓国がドイツに勝ったところで決勝戦のチケットは問題なく売り切れるだろう。そして韓国の快進撃を妬んだ日本人は韓国人に闇でチケットを売って大儲けすると言うのだ。

 ヨーロッパの国々が韓国をトーナメントに残す為の陰謀だと主張しているが、実際には韓国戦のみならず、単に審判員のレベルが低いというのが妥当であろう。
 これはFIFAにとって由々しき問題である。
 日本を3−2でベルギー戦勝利に導いたはずの稲本潤一が完璧なゴールがファールでもないのにファールだったとして取り消した主審も居た。これはホスト国をなるべく残すという陰謀説には明らかに反する。

 史上初めてアジアのチームが準決勝に進出したというのは素晴らしい事だ。
 ただ願わくばこういった疑惑を招くような状況でなければよかったと思う。そうであったならばアジアのサッカーも、そしてアジアで初めて開催されたワールドカップ自体も世界から正当な評価をしてもらえたはずなのだ。

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