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ベングロシュの見た日本代表

2002/04/04(木)

 ワールドカップのキックオフまで残り2か月をきり、日本代表は肉体的にも、精神的にも素晴らしい状態にある。

 ここに記すのは、日本在住のジョゼフ・ベングロシュの見解である。ベングロシュは、FIFAやUEFAのコーチたちの間でもっとも尊敬されるサッカー関係者の1人である。
 ベングロシュは国際的な経験も豊富で、12年前、イタリアでのワールドカップではかつてのチェコスロバキア代表を指揮し、チームを準々決勝にまで導いた。
 現在Jリーグのジェフユナイテッド市原の指揮をとる、歴戦のスロバキア人監督は、先週の水曜日ロッズで日本代表がポーランドを2-0で破った試合を見て、強い印象を抱いた。
 ただし、手放しで褒め称えているというわけでもない。かの試合は、日本と韓国で開催される本番へのウォームアップ・マッチに過ぎないからだ。

 「日本チームのパフォーマンスは素晴らしかったし、とても良い結果が出たと思います」その長いキャリアにおいて、アストン・ビラやフェネルバチェ、セルティックを指揮したベングロシュはそう語る。
 「チームとしての自信、気迫、それにチームワークも見せてくれました。しかも、—これがいちばん大切なのですが—選手たちが自分自身を信じていることがわかりました」

 今回の勝利により、日本のフル代表は、1971年にアイスランドを2-0で破って以来、ヨーロッパの代表チームにアウエーで初めて勝ったことになる。とはいえ、最近のホームでの戦績を見ると、日本代表はユーゴスラビア(1-0)、ウクライナ(1-0)をそれぞれ破り、昨年11月にはイタリアと1-1で引き分けている。

 「はい。ポーランドでの結果には驚きませんでした」とベングロシュは言い添える。「なぜなら、あれは強化試合にすぎないからです。
 「大きな大会の前にはかならず、強化試合を何試合かこなす必要がある。ただそれだけのことなのです」
 「ただし、日本チームの雰囲気は悪くないし、フィリップ・トルシエはよくやっています。しかし、大切なのはワールドカップでの試合なのです」

 その日の日本チームのスターは、パス・センスと試合勘で抜きんでていた、パルマのゲームメーカー、中田英寿であった。

 「彼はヨーロッパでプレーしていますが、これは重要なことなのです。なぜなら、経験と自身が具わるからです。同じことは、小野伸二にも言えるでしょう」とベングロシュは語った。

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