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中村俊輔の“リアル”なレアルの夢

2002/01/24(木)

 こんな攻撃陣はいかかですか? フィーゴ、ジダン、ラウール、モリエンテスときて、・・・中村というのは?
 本当なんでしょうか?
 かの強豪レアル・マドリードが、日本では堕ちた英雄となってしまった、中村俊輔を本当に欲しいのだろうか?

 いろいろと見たかぎりでは、イエスである。レアルは本当に中村を欲しがっている。そして、若きレフティーは今夏のワールドカップ後に横浜F・マリノスを去り、サンティアゴ・ベルナベウを目指すようだ。
 23歳の中村がワールドカップでプレーするかどうかは関係ない。とは言っても、中村にとって2001年は散々だった。代表チームでレギュラーをとれないばかりか、長らくは代表にも選ばれなくなってしまった。

 しかし、レアルのゼネラル・マネージャーであるホルヘ・バルダーノは左利きの中村にかなり前から注目していたし、2年前には、セットプレーのスペシャリストである中村は獲得リストに含まれている、と明言していた。
 2000年のJリーグMVPである中村を評価している、元アルゼンチン代表のワールドカップ・ウィナーは彼だけではない。前横浜FM監督である、オジー・アルディレスはつねづね、中村のような若いプレーヤーはヨーロッパの高いレベルを経験するべきだと主張していた。

 ただし、レアル自体の動機は財政的なものである。レアルは世界規模のファン層を魅力ある市場である日本にまで拡大したいのである。
 1メートル78センチ、69キロという中村の体格では、ヨーロッパのトップクラスのスピード、パワーに吹っ飛ばされてしまうかもしれない。フリーキックは素晴らしい。それは、確かだ。しかし、その点に関してはフィーゴだって、ジダンだってそうだし、ロベルト・カルロスはわざわざ言うまでもない。

 中村はレアル・マドリードに入るのか?
 計算に合わないように見えるが、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長にとってはそうではないようだ。
 中村は向上心が強い、感じの良い好青年で、いわゆるスターをこきおろすのをなによりも好む代表監督フィリップ・トルシエのやり方にはしばしば困惑していた。

 レアルが明らかにしているところでは、中村とまず契約を交わしてから、スペインの他のクラブ等にレンタル移籍させ、中村が徐々に適応できるようにするそうだ。
 これはこれで、いい方法かもしれない。しかし、フィーゴ、ジダン、ラウール、モリエンテス、そして中村という「ドリーム・チーム」は、まさに文字通りのものだし、日本のファンの夢でもあるだろう。

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